6.少年編⑥ シルク・ウェーブ⑤
シルク編最終回です
もし良かったら他の方々にも
勧めてください
よろしくお願いします
賊達が煽りたてる中
シルクと白銀は手を拱いている
ボスではない方に向かえば
抜ける事は可能だが
馬から離れていってしまう
壊滅を選んでも体力が無くなるだろう
ボスを狙ってもスキルで守られているので
時間が掛かってしまう
ジリジリと囲いが狭くなってきている
ボスの合図で賊達が一斉に
シルク達に襲いかかる
白銀の兵士が防御に徹して
シルクが敵の四肢を攻撃している
何人か倒せたがどんどんボスから
離れていってしまった
なんとか打開策を模索して
目の前の賊を斬り伏せる
シルク自身突破口が見出せないまま
肩で息をするようになってきた
ボスはニヤつき余裕を見せる
その時ボスの後ろの森から
銀色の閃光が光り皆が目を見張る
現れた異能は瞬時にボスに近づき
反り返った短剣を首に当てる
甲高い音が鳴り弾かれた
すると回り込んできた
ハリケーンに現れた異能はぶん殴られ
シルクの方に飛ばされた
助けに入った異能は
黒い服に全身を包み目の部分しか
肌が見えていない
変わった格好だった
シルクはダメ元で黒い異能に
賊達の足止めを頼むと
黒い異能は素早い動きでボスの周りにいた
賊達に斬りかかって行く
後を追うようにシルクと白銀が
ボスに向かって行った
ボ「誰かわからんが水をさしやがって」
シルクと白銀は大男を倒した時と
同じ攻め方をしてボスを追い詰める
ハリケーンも拳を繰り出し
白銀の邪魔をしていた
音がどんより低くなってくると
ボスは白銀のロングソードに
わざと首を当て障壁をリセットした
ボ「なるほど...危ないねー」
もう少しで首を取れたかも
しれない状況だったが
リセットされた事に心が折れそうになる
そんなシルクの表情を見て
ボスは首を触りながらニヤついている
シルクは賊達とハリケーンの攻撃で
すでにボロボロになっていた
シルクは呼吸を整えて
白銀に合図を送った白銀は察して頷く
白銀はボスではなくハリケーンに
向かってロングソードを振り下ろす
ハリケーンは素早い動きでかわすと
白銀に拳を当てる
攻撃の応酬に周りの賊達は見入っている
シルクはその一瞬を見逃さず
ボスの首に一撃を入れた
甲高い音が鳴りシルクはよろめいた
ボスは今まで防戦に徹していたが
目の前にシルクの左腕が現れ
そこにブレスレットとコインが見えた
思わず欲が出たボスは大剣を
シルクの左腕に振り下ろした
左腕は両断され地面に落ちる
苦痛に歪むシルクの顔と
欲にギラついたボスの顔が交差する
グサッ!
シルクは倒れながらボスの心臓を貫いた
ボ「な...に...」
今まで防御に徹していたボスが
初めて攻撃に出た一瞬に
賭けたのだった
ボスは倒れ絶命している
するとハリケーンも足元から消えていく
ありがとうと言っているような顔だった
止血する為に
白銀は直ぐに呪文を唱えようとしたが
賊達はがむしゃらにシルク達を襲った
白銀と黒の異能はシルクを守る事で
手一杯になる
血を止める為にシルクは首が包まれいた
布で腕を縛った
ボスの首を切り落とし白銀を見る
白銀の「行け」と言う言葉に
シルクは泣きそうな笑顔を見せた
ふらつきながら馬まで辿り着き
馬をすぐに走らせた
白銀達が戦っている音が
だんだん小さくなっていった
休む事なく馬を走らせた
シルクも気を失いかけながら
片腕でボスの髪と手綱を握りしめて...
領主邸の近くの林まで来た時
馬が限界にきてツブれ
シルクは投げ出された
馬はもがき苦しんで鳴いて暴れる
脚が折れてしまっている
シ「頑張ってくれてありがとう...
ごめんね...」
そう言って剣を馬の心臓に突き刺した
シルクは首を拾い歩き出す
暗い林を歩いて進む
全身が痛く感覚が麻痺している
領主邸が見えてきた
すると風を切る音が聞こえた...
シルクは力を振り絞り歩いた
裏門には2人の門番が立っていて
1人が気づいて近寄ってきた
シルクは首を渡し領主様にと伝える
門番はもう1人の門番に首を渡し
衛生兵を連れてくるよう促した
門番は「大丈夫ですか?」とシルクを
支えて歩いた
シルクはちょっと休みたいからと
裏門に1番近い木にもたれかかる
門番は何か飲み物を持って来ますと
シルクの元を離れていった
するとボロボロになった白銀の兵士が
林から現れシルクの居る木の裏に立つ
裏門から見えない様にシルクに話しかける
白「シルク...首は?」
シ「さっき渡せたよ...」
白「良かったね...」
シ「うん...」
白「....」
シルクは空を見上げロッドとの未来を
想像していた
これから楽しい事も哀しい事も2人で
乗り越えて平穏な生活が出来ると想い
笑顔になってしまう
シ「ロッド...◯◯◯◯...◯◯◯◯」
白「....」
書き終わり達成感がきましたが
まだまだ少年編は続きます
仕事の合間になりますが頑張って書きます
応援よろしくお願いします




