クエスト99 61階~70階
61階~70階まで来ると、流石にエリアボスも強力になって来る。しかし、ルーザックにとってはとるに足らない敵ではあった事は確かである。
それが単純な成長によるのか、はたまたドラゴンルームのエリア・カテゴリー各ボスが大した事は無いだけなのか、それはよく分からない。
61階~70階のカテゴリーボスは、ドラゴンソルジャーである。戦士と武道家を足して2で割った様なファイタータイプのスーパーエリートである。しかし、ルーザックは冷静に対処していく。
ジュカラで防御力を上げつつも、魔法攻撃の手を緩めない。ルーザックはセオリー通り戦った。
「本当、大した事ないな。強くなりすぎたのかな?まさかそんな事はないよな。でも、もうかなり深い所まで、来たって言うのにこの状況だもんな。何だか興醒めだよ。」
ルーザックの実力が明らかに上がっているのは確かである。しかし、ドラゴンルームの敵が弱いなどと言う事は、断じて有り得ない。最早ルーザックの実力は平均値を大きく上回っていると、分析出来る。それらを加味すると、ルーザックの実力を認めざるを得ない。無論、今の実力でルーザックは満足してはいない。
今の実力で満足している様では、目指す大魔導士になどなれっこない。目指すべきところはドラゴンルームをクリアするだけではないはずである。だが、しかしドラゴンルームよりももっと先のゴールに向かって進んで行く姿勢が求められている事をルーザックは知っている。
だから自分が何をすればいいのか、何をすべきなのを心得ている。目標設定をする事など、とうの昔に終わっていて、今更そんな事を言われるのは愚かである。ルーザックはそう思っていた。高い目標設定があるからこそ、このような想いを持てるのではないだろうか。
こうしてルーザックはカテゴリーボスのドラゴンソルジャーを倒してドラゴンルームの71階に到達しようとしていた。




