クエスト100 71階~80階
71階~80階まで来る間に3度目の休息をとった。後半戦という事もあり、ここからの最深部は少しでも万全の状態で臨みたい。
71階~80階のカテゴリーボスは、ドラゴンライダーという、龍にまたがった竜騎士だった。飛竜に乗ったナイト風ファイターを相手に戦わなければならない。
守備を固めて、攻撃に転じようとしたが、どの呪文もあまり効果的なものではない事に気付く。そこで、ルーザックは複合呪文を使ってみる事にした。今まで、試したことの無いような組合せもバンバン試した。複合呪文の良い所は、属性が複数になる事である。単発で効果のない敵にも有効打となる攻撃を放つ事が出来る。
色々なパターンを試す事で、ルーザックにとっては今後のレパートリーをストック出来る。だが、良いことばかりの様な複合呪文にも、弱点が無いわけではない。2つの呪文をミックスさせる訳であるから、当然の事ながら呪文の詠唱時間がかかる。しかし、そのデメリットよりも複合呪文にはメリットがある。だから複合呪文(合体魔法とも言う。)を使って行く事になる。
と、なんだかんだ言っても流石はルーザック。あっけなくドラゴンライダーを倒した。
「そうか、こういうパターンも充分使えるな。こういう事はメモして置かないと直ぐに忘れるからな。」
ルーザックはこれまでに試した25パターン以上の複合呪文の組合わせをメモして、リストバンドに仕込んだ。ルーザックはオシャレのセンスもある。着ている服装も、全てこだわりのあるボレロである。人1倍のこだわりを見せるのは、格好の良い魔導士を目指しているからだと言える。魔導士たるもの、服装に関しては誰よりも格好の良いものを着ているつもりだ。
強い者は美しい。それがルーザックの持論であった。あと残すは20フロアでドラゴンルームをコンプリート出来る。ルーザックの野望はまだ達成された訳ではない。ルーザックは、もう一度気を引き締めた。




