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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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101/132

クエスト101 81~90階

 81階~90階に到達したルーザックの勢いは、最早とどまる事を知らなかった。エリアボスも相当な強さだったが、複合呪文(合体魔法)の前では無力だった。それに加えて、それぞれの特徴に合わせた戦い方を覚えた為、ほとんど苦にならなかった。

 81階~90階のカテゴリーボスは、ブロンズドラゴンナイトである。序盤で出現したドラゴンナイトの強化ver.であった。流石に簡単には先へ行かせてくれそうにはない。パワー、スピード、防御力のどれをとっても比較するまでもなく強化されていた。

 だが、そこは百戦錬磨の魔導士ルーザック。呪文の耐性を確かめるため、複合呪文を使う事を選択。強力な敵に真っ向勝負を挑んだ。

 「てめぇ、そんな中途半端な強さでドラゴンルームにいるんじゃねぇよ。ああ、もっと強い奴いねぇかな?退屈だぜ。」

 そんなぼやきが出る程ルーザックは強さに飢えていた。はっきり言えば、今のルーザックを止められる、実力者は魔王軍の中でもわずかだろう。ましてや、ここは人工迷宮(ピポライズラビリンス)であり、中にいるエリアボスやカテゴリーボスは人工的機械怪物(メカニカルビースト)である。機械では覚醒したルーザックを止めるのは難しい。

 何はともあれ、無事ルーザックはカテゴリーボスを倒して、90階に到達した。残すフロアはあと10階である。ドラゴンルーム制覇の副賞に今から心が踊っていた。

 しかし、そんなラスト10を楽観視していたルーザックの前に、ドラゴンルーム最強の刺客であり守護神が立ちはだかろうとしていた。100階にいるゴールデンドラゴンナイトである。

 ブロンズドラゴンナイトの100倍は強く、実力的には流石のルーザックも手こずる事が予想される。しかし、ルーザックに死角はない。どんな敵が来ても蹴散らすまでである。

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