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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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102/132

クエスト102 91~100階

 いよいよドラゴンルームでの戦いも最終盤にさしかかっていた。エリアボスには何もさせず、楽勝で倒すと、その勢いで91~100階のカテゴリーボスである、シルバードラゴンナイトも苦心する事なく圧勝で倒した。

 そして、ドラゴンルーム最後の敵は黄金竜騎士(ゴールドドラゴンナイト)である。これまでの110体のボス達とは異なり、何か言葉がプログラミングされていた。

 「よく、ここまで辿り着いた。しかしながら、私を倒さない事には、褒美もないしゲームオーバーだ。今の貴方の力なら、私を倒すくらい余裕だろ?かかって来い!」

 「完全にプログラミングされた台詞だな。ロボット張の言葉だが、この黄金竜騎士(ポンコツ)を倒さない事には、地上に戻れない。早い所かたずけよう。」

 ルーザックはこのラストボスの黄金竜騎士(ポンコツ)相手にドラゴンルームで経験した事を走馬灯のように思い出した。これだ!ルーザックは複合呪文という進化を見せた。大賢者グドルフも成し得なかった大偉業。きっとこれから先の戦いでも使える。まだまだ改良点は沢山あるが、それでも、このドラゴンルームで学んだ事は、ルーザックにとってかけがえのない財産となった。

 しかし、ここで黄金竜騎士(ポンコツ)に破れる訳には行かない。宝剣フィラオーロと最強最大魔法バダンティクロスを是が非でも手に入れたい。それがあるのかないのかも分からないが、とりあえず今は目の前の戦いに集中するしかなかった。

 黄金竜騎士(ポンコツ)は、ドラゴンルームでの最後に相応しい実力の持ち主だったが、今のルーザックの敵ではなかった様だ。

 「相手が悪かったな、ポンコツ。俺のような猛者と戦えてお前は不運だったな。これで余興は終わりだ‼」

 「くらえ!テラクロス(テラノーマ×ナギクロス)!」

 ルーザックはこうしてドラゴンルーム100フロアを制した。無事にやり終えた気持ちより、副賞の宝剣フィラオーロと最強最大魔法バダンティクロスの方に気持ちが行っていた。

 「ふざけた玩具と見せかけの魔法だったら、このドラゴンルームごと潰す。」

 と、冗談を言うだけの余裕があったが、ルーザックはそう言う強気な言葉とは、裏腹に相当な疲労が、溜まっていた。111体のエリアボス、カテゴリーボスにラストボス。疲弊しない方が可笑しいだろう。

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