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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト95 21~30階

 21~30階ともなると、エリアボスも一筋縄ではいかなくなる。しかし、まだ、ルーザックを苦しめる程の相手ではなく、少しは余裕がある。そして、エリアボスに辿り着くまでの迷宮(ラビリンス)もかなり時間のかかるものになっていた。

 ルーザックは少し疲れが見えていた為、30階のカテゴリーボスを倒したら、1度休息をとる事にしようと考えていた。タイミングとしてはグッドタイミングである。

 何故なら、良い具合に魔法力(GP)が尽きかけていた所だからである。ところが、その30階のカテゴリーボスというのが、厄介な敵であった。カテゴリーボスはドラゴンマジシャンという呪文使いだった。

 この敵が使うジュモトラという魔法力(GP)を吸いとり、自分のものにするという呪文には、てこずってしまった。

 勿論、ルーザックもジュモトラは使えるから、GPの取り合いには負けない。だがそれでは敵を倒せる決定打にはならず、ドラゴンマジシャンは明らかに、ルーザックのGPを0にしようとしていた。その魂胆が見え見えであったため、ルーザックもジュモトラを使いあうジュモトラ合戦に参加した。

 しかしながら、それでは埒があかないのも事実である。そこで、ルーザックは、敵のジュモトラを封じる為、ジュモトーン(魔法封印呪文)×2の複合呪文であるメガジュモトーンを使った。マジシャン系の敵には耐性があり、効きにくいのだが、メガジュモトーンの効果は絶大だった。

 ドラゴンマジシャンはジュモトラを含む全ての魔法が数ターン使えなくなり、ルーザックはここが勝機と見るや、怒濤(どとう)の攻撃を繰り出した。テラノーマ(上級火炎呪文)×マリャド(上級氷河呪文)=テラャド、ディオナズム(上級爆破呪文)×ナギクロス(上級強風呪文)=ディオクロスこれでもかと、ルーザックは上級呪文を複合呪文にして放った。最早ルーザックの魔法力(GP)は限りなきく0に近づいていた。

 こうしてルーザックは、何とかドラゴンマジシャンを撃破した。これで、ルーザックは休息をとれる。ドラゴンルームでは、休息する時はそれが分かるように、テントを使い休息中である事を分かる様に示すのがルールとなっている。

 「ここで休息をとる事が出来て、予定よりも大分順調である。この調子で進んで行くぞ‼」

 ルーザックはまだ序盤である事を戒めながら、次なる試練を前に英気を養っていたのである。所謂戦士の休息と言えるだろう。

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