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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト94 11~20階

 11~20階も、これと言って相手になるようなエリアボスはいなかった。魔法消費量も最小限に抑えられている。ルーザックはまだまだ休息をとる段階ではない様である。

 しかし、少しずつエリアボスの強さは増していたし、明らかにダンジョンが複雑化しているのは、明らかだった。

 11~20階のカテゴリーボスは、ドラゴンナイト(ブラック)であった。ドラゴンナイト(ブラック)は、ドラゴンナイト(ホワイト)とは対称的で魔法戦士(マジックナイト)だった。剣の腕も去ることながら、攻守をパワーアップさせる魔法の使い手だった。

 対するルーザックは、ジュティオトーン(ジュカラ+ティオリム+ジュモトーン)という合成呪文を使いドラゴンナイト(ブラック)を牽制する。ルーザックが覚醒したおかげで合成呪文という新たな複合呪文が使用可能となった。これは攻撃呪文にも応用可能で1回で複数の効果を得ることが出来る。何よりも消費魔法力を節約する事が可能である。

 組み合わせは覚えている呪文の数だけあり、ルーザックが高みを目指して行く為には、最良かつ最強の頼もしい技である。ルーザックは、複合呪文を用いてドラゴンナイト(ブラック)をあっさりと倒した。

 「俺はまだまだだ。複合呪文も上手く使いきれてないし、何よりももっとスピーディーに敵を倒せるようにならなければ。」

 20階までクリアしたというのに、ちっとも納得はしていなかった。ただ、単純に下に行くだけでは駄目だ。戦えば戦う程に表れる弱点を克服する為には、努力と創意工夫しかない事をルーザックはよく知っている。細かいかもしれないが、そういう細かい事を一つ一つ確実にクリアして行かなければ、その先の未来が無い事を彼はよく知っている。

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