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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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93/132

クエスト93 1~10階

 ドラゴンルームへと進む事を許されたルーザックは、サクサクと階を進んで行く。流石に序盤という事もあってか、ルーザックは問題なく進む事になった。

 マジカル・ロブコスという新兵器のお陰で魔法消費量を最小限にして、どんどん気にせず進めた。

 これと言って留意するべき事は無かったのかもしれないが、ドラゴンルームという所がどんな場所なのかを知るには、充分であった。簡単にザックリ言えば、エリアボスまでの迷宮が、かなり複雑で、そのエリアボスも下に行けば下に行く程強くなるのも、体感した。

 サクサク進んでいたルーザックの前に1~10階のカテゴリーボスであるドラゴンナイト(ホワイト)が現れた。楽勝だったこれまでのエリアボスとは少々ムードが異なる。

 ドラゴンナイト(ホワイト)は二刀流の剣士である。ブカニ(防御力低下呪文)とオリオス(素早さ低下呪文)を混ぜたブカオスという合成呪文をかけ、テラノーマ(上級火炎呪文)をぶちこんでいった。ブカオスが有効的に効いていたのかはともかく、ルーザックのテラノーマ3発でドラゴンナイト(ホワイト)は倒れた。

 「大した事無いな。こんなことなら予定よりも早く100フロアクリアも、夢じゃないかもな。」

 ルーザックはひたすら油断していた。これまでに倒したエリアボスは10体、カテゴリーボスが1体の計11体と、全体の1割でしかないが、ルーザックは手応えを感じていた。

 どのくらいのレベルのビーストが現れるかにもよるが、1階のエリアボスを100倍強くした実力のメカニカルビーストが控えているとすると、苦戦はするかも知れないが、100歩譲っても負ける事は無い。と、そう思った。

 決して、自分自身の実力に自惚れていた訳ではない。誰にも分からない、ルーザックにしか分からない確かな手応えがあった。

 しかし、そのルーザックの予想が見事に外れ、全く悪い方向に行ってしまうことになろうとは、ルーザック自身知るよしも無かった。とりあえずあと90階ある。先を急ごう。

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