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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト91 一番下まで行くと

 ドラゴンルームの最下層、つまり一番下まで行くと、マスターオブドラゴンの称号と、宝剣フィラオーロに加えて、究極破壊呪文バダンティクロスの呪文契約書が、手に入る事になっているが、それは通説でしかない。それを確認した挑戦者はいない。

 一番下に何があるのかは不確かなものであるというのが実情だ。あるものと期待してなかった時のショックはかなり大きいので、それらの賞品は"オマケ"と考えるのがベストだろう。

 一階層毎に着実にクリアをして行く。それを100回こなせれば、当たり前だが一番下に行く事が出来るだろう。

 そうは行っても賢者である魔法大好きなルーザックにとっては、究極破壊呪文バダンティクロスには興味津々だった。恐らく、世界を見渡しても人間が取得出来る最強クラスの魔法である事は間違い無い。人類最強と言われたバダンテの上位呪文は、存在すら疑わしい。だが、この呪文をマスターすれば、バルガスに対して優位性を持てる。是が非でも覚えたいフィニッシュブローである。

 宝剣フィラオーロに関しては、恐らくマルゲラが使う事になりそうだが、戦士のアクスが有るため、ルーザックがダイレクト攻撃(アタック)をする際にマジカル・ロブコスと併用して使うのも面白い。

 だが、宝剣フィラオーロの攻撃力は未知数だ。計算に入れられないただのお飾りの宝剣かもしれない。それは手に入れるまで、分からない。その為には、エリア、カテゴリー、ラストボスを確実に倒さなければならない。

 ルーザックに過信は禁物である。戦う前からあれこれ考えて皮算用をしてしまうのは、人間の悪い癖だが、それでもルーザックは、100フロアクリアが実現可能な課題である事を信じてやまなかった。

 とりあえず、10フロアずつ刻んで行く。戦って行く中で、一体どのくらいの実力を持った機械的怪物(メカニカルビースト)なのかという事も見えてくるはずである。という事はつまり、どのくらいの実力を出せば勝てるのかという事も見えてくると、ルーザックは考えていた。。

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