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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト85 魔法力を上げる為の決断

 ルーザックは、更なるレベルアップを目指す為、ピルティンにその旨を包み隠さず全て伝えた。ピルティンはこう言った。

 「ルーザックが迷って迷ってたどり着いた結論なんだろ?だとしたら、俺はそれを否定する権利はない。それにルーザックが強くなってくれるのなら、パーティーのリーダーとして、これ以上のメリットはないよ。まぁ、ルーザックがいない間はパーティーも大変だけど、それは我慢しよう。」

 ピルティンは反対すると思っていたルーザックであったが、ピルティンは快諾してくれた。言うなればこれは、魔法力を上げる為の決断とも言える。このままパーティーと行動していても、大きな能力の向上は見込めない。かといって、実力がどこまで伸びるのかも不透明である。

 しかし、ここでギャンブルに出ることは、恐らくルーザックが高みを目指す為には避けては通れない分岐点なのかもしれない。そうだとしても、やってみる価値はある。やらないで後悔するよりも、やって後悔する方が良い。

 成功するのが望ましいが、必ず絶対という事は世の中には存在しない。自分の命運をかけた決断ならば、マルゲラやスーゲルも分かってくれるはずである。自分の伸びしろがあると判断したからこそ、こうした冷静な判断が出来たのである。このままで成長しきったと判断するのは時期が早い。

 その全てを知っているのはルーザック本人だけだ。ピルティンもそれを分かっていたからこそ、ルーザックの別行動を支持したのだろう。パーティーに利益があるから認めた。世界の平和の為には、人並外れたルーザックの魔法力は、このパーティーには欠かせない。

 そのルーザックがまだ強くなれると申すのだ。パーティーとこの世界の未来の為に、ルーザックは今新たなる可能性を模索している。

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