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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト78 戦士のアクス

 戦士のアクスは、どうやらルセンブル王国内に有るらしい。しかも、聖剣ドルマイツァーとは異なり、難しいダンジョンをクリアする必要も無さそうだ。

 戦士のアクスを所有しているのは、ルセンブル王国の国王マルドラ・ディガー23世であった。ピルティンと、マルゲラはルセンブル王国国王と直接交渉する事になった。交渉は、もしかすると難航する可能性が高かった。

 ところが、マルドラ・ディガー23世国王陛下は、物分かりの良い人物だった。

 「なるほど。そう言う事情があるなら、国宝だがレンタルしてやろう。そのかわり絶対世界を平和にしてもらおう。その約束が出来るのなら、戦士のアクスを貸しだそうさぁ持っていけ。」

 ピルティンと、マルゲラは戦士のアクスを借りた。手に入れる事事態は聖剣ドルマイツァーよりも遥かに楽だったが、精神的に王国の国王との交渉は疲れた。

 「ピルティン、戦士のアクスは俺が持っていれば良いんだよね?」

 「ああ。」

 「戦士のアクスを返却した時は聖剣ドルマイツァーを使っても良いかな?」

 「構わないよ。名だたる剣を2本持つのは荷が重いからね。」

 戦士のアクスはルセンブル王国の国宝であったため、そのスペックは神秘のベールに包まれていたが、手にしてみると直ぐに分かった。戦士のアクスは聖剣ドルマイツァーと同様に、道具として使う事も出来る。効果はダイキルト(攻撃力UP)×ジュカラ(防御力UP)=ダイカラという合成呪文を味方一体にかける事が出来る。この効果のおかげで、ピルティンやマルゲラはルーザック不在でも、攻撃力UPや防御力UPを同時にかつ容易に行うことが出来る様になった。

 この能力を使えるようになったからという訳ではないが、ピルティンとマルゲラは、スーゲルとルーザックとの合流地点には行かず、トトシリーズの情報を得るために時間を割いた。だがトトシリーズの情報は全く入って来なかった。

 「トトシリーズってさ、そんな簡単に見つからないだろ?よく考えてみろ?あの伝説の勇者トトの最強装備なんだぜ。」

 「分かってるさ。そんな事は。でも、これらを全て揃えて、初めてスタートラインにたてるんだぜ?」

 「こんなことなら、ルセンブル王国の国王様にもっと色々話聞くんだったよ。」

 「戻るか?」

 「いや、合流地点に向かおう。ルーザック達なら何か有力情報を得ている可能性がある。」

 「了解。」

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