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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト72 3人の目的

 ピルティン、マルゲラ、スーゲルの3人には、共通している目的があった。大魔王バルガスを倒して世界を平和にし、世界一の強者の栄光を掴むと共に、そのプロセスの中で強力な伝説の武器を手に入れる事であった。

 しかしながら、タイプ的に見て勇者のピルティン以外の二人は、ファイタータイプで、呪文は使えなさそうだ。そう。これがこのパーティーの致命的な弱点であった。魔法使いの存在、強いては賢者の存在を3人は欲していた。

 3人は同じ旅の目的を持って一緒に行動している訳であるが、呪文使いを探していたのも、メラガディア国内にいる大賢者グドルフの弟子を探す為であった。

 ピルティンは言う。

 「この3人だと俺が回復、補助、攻撃全ての魔法を使わなければならない。折角良い武器を持っていてもこれじゃあ大魔王バルガスには勝てない。だから、賢者の加入を心待ちにしているんだ。」

 「はっきり言うと、今の俺達は如何に早く打撃戦でごり押ししてピルティンに魔法を使わせないかという事を徹底している。雑魚ならそれでもいいが、強敵に当たった場合はそうはいかない。」

 スーゲルもパーティーに魔法使いが加入するのを望んでいる様だ。

 「呪文使いが、居てくれれば、私の力を100%以上引き出してくれるはず。だから、一日も早く魔法使いをパーティーにいれなくちゃ。」

 これまで、パーティーに魔法使いを入れなかったのは、それで何とかやり過ごしていたからである。しかしながら、戦いを重ねて来ると見えて来る景色がある。そうは言っても、彼等のお眼鏡に叶う様なスペルマスター(呪文使い)が、これまでいなかったのも事実である。

 「あーあ、大賢者グドルフみたいなスゲェ奴居ねーかな?」

 「えー?でも風の噂でグドルフは弟子に消されたらしいじゃん?」

 「じゃあその恩知らずの弟子を探すって感じ?」

 ここで名乗り出るのは簡単だ。だが、ルーザックには、この3人と行動を共にする事の必要性と重要性について認知していなかった。

パーティーmemberのレベルが高いために、求められる呪文使いのレベルも相当な高さがいる。それでもルーザックは真実を打ち明けるのはまだ早いと思っていた。

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