クエスト55 8人目の試練
8人目の刺客は、二代目拳聖タタロットであった。タタロットは、所謂武道家タイプであるが、並みの武道家だと思って闘うと、大怪我をする。
スピードもパワーも他のフォー・キング・オブ・コールを圧倒している唯一、ルーザックがタタロットに勝っている点は魔法が使用可であるという点である。
タタロットの弱点は、魔法耐性が低いという事である。ルーザックはいつもの様にまず、ジュカラで防御力を上げて、オソオソでタタロットのスピードを弱めた。戦士や武道家などのパワーファイタータイプは、総じて魔法に弱い。パワーとスピードを殺す最終段階として、ルーザックは、マボローシを使った。
これが思いの外に効果抜群だった。こんな事なら最初から使えば良かったと、後悔したが、タタロットの攻撃は全く当たらなくなった。
ならばこっちのモノだとばかりにテラノーマやデディラドンと言った攻撃系呪文で、タタロットの体力を削って行った。最早何も出来ないと、悟ったタタロットは、降参した。
タタロット自体は決してレベルの低い武道家ではなかったが、ルーザックはファイタータイプへの対応策をルドレンガースの時に身に付けていたため、ルーザックの方が1枚上手であった。これで、8人抜き達成だ。
「確かに四天王は強い。しかし、今の自分の実力の方が勝っている。その手応えはある。ここまで勝ってきたのも、マグレじゃない。この先後は2人のみ。だが、この胸騒ぎは何だろう?フォー・キング・オブ・コール最強の人物につまづくが。あっけなく倒せる気はしない。」
「おい、ルーザック。次の9人目の二代目剣聖グロルは、フォー・キング・オブ・コール最強だぞ。奴が負けたのは過去に一度だけ。モモドア・クロムハープに負けた時だけだ。せいぜい気を付けろ。」
「ご忠告ありがとよ。だが、俺は負けない。」
ここまで、自分が努力してきた事を出せれば負ける事はない。そう思っていたのも事実だ。
剣聖グロルは、強い。かもしれない。だが負けられない。速やかにあと二人の刺客を倒し、賞金1000万スターをゲットし、グドルフ師匠に報告する。
それまでは何があっても負ける事は許されない。そう、ルーザックは覚悟を決めた。




