クエスト51 4人目の試練
4人目として、ルーザックの前に現れたのはピーンという戦士とクラノスという僧侶だった。
1VS1(ワンオンワン)が、基本だと思っていたルーザックにとっては、少し面を喰らった形になったが、どうやらピーンとクラノスは、二人で一人という、コール・リプレイスでの暗黙の了解に従ったまでであった様だ。つまり、これは反則には当たらない。
とは言え、2対1ではいくらルーザックが強いとは言っても形勢は不利になると思われる。
苦戦必死のルーザックだったが先ず攻め落とすのは、僧侶のクラノスである。彼の回復呪文があるかぎり、ピーンはクラノスのGPが尽きるまで戦い続けられる。ザオレイで、ピーンを復活されるのもシャクである。
その展開は避けたい。先ずジュカラで守備力を上げて、ジュモハネールで、クラノスのナギ系呪文を封じた。これで、ルーザックに直接威力のある攻撃を仕掛けられるのは、ピーンだけになった。
そこでルーザックは、すかさずテラノーマやナギクロス、マリャド等の全体呪文で、クラノスにもダメージが行くようにした。すると、案の定クラノスはベトマで、SP(体力)を全快させてきた。
「ベトマが使えるのか、なら次のステップで、ピーンをしとめる!」
「上級魔法を次次と。やるなあいつ。何者だ?」
「キンドル様、彼が大賢者グドルフの愛弟子です。」
「なるほど面白い。先ずはこの劣勢をどう回復する?ルーザック。」
結局ピーンを倒しても、ザオレイズで完全復活させられてしまうため、ピーンを仕留めるのはラストにした。(最初からそのつもりだったが、ピーンの攻撃が思いの外強力だった為作戦を切り替えた。)
「しかし、流石にザオレイズの連発後の今ならGPもかなり消耗してるはず。ピーン狙いで、クラノスのGPを減らすって消耗戦もありと言えばあり。でもクラノスを先に仕留めよう。」
結局、クラノスを上級魔法のごり押しで仕留めると、あとは勝負あり。ピーンも倒し、4人目の試練をクリアした。
「2VS1なんて姑息で卑怯だが、そんな事で負けるルーザック様ではない。多少攻略に時間はかかったが、要領よく戦えばなんて事はない。」
戦いの度に体力、魔法力を回復してもらえるのは、嬉しかった。恐らくこれが1~10人目まで何のリカバリーもなく戦えと言われれば、その時は戦い方をまったく変える必要があった。
そんな事を思いながら、休憩室で次なる5人目の試練に控えていた。次なる5人目の刺客を倒せば、いよいよ、フォー・キング・オブ・コールとの戦いが始まるのであった。




