クエスト49 2人目の試練
二人目に登場してきたのは、ゴルレリオという魔法戦士だった。
ゴルレリオは、それほど強力な攻撃系呪文はなく、腕っぷしもなかったが、ジャイキルトやジュカラといった補助魔法を上手く組み合わせて来る少しばかり厄介な相手だった。
ここで、ルーザックはいの一番に、ある呪文を使った。補助系呪文のマホフウジだ。ゴルレリオに補助系呪文を使えなくすれば、只の戦士。ジュカラで防御力をあげ、強力な攻撃系呪文でしとめる。
案の定ゴルレリオに、マホフウジは効いた。片翼となったゴルレリオは無闇に突っ込んできた。あとは、どう調理するか?そうだなぁ。契約したけど使ってない上級魔法をつかってみるか。
「はあああ、ベラソーマ!マリャド!メガデイン!」
「う、うわぁー。」
ルーザックは、頭脳プレーでゴルレリオをしりぞけて、2人目の試練もクリアした。
「やはり、1人目に比べてかなりレベルが上がってきたな。今のところはきちんと冷静に状況分析も出来ているから、問題はないと思う。」
ルーザックの今のレベルなら、おそらく5人目までは危なげなくクリアする事が出来るだろう。
しかし、6人目以降に出現してくるであろうフォー・キング・オブ・コールと呼ばれる四天王に対して、どこまで通用するかという事が、10人抜き出来るかいなかという事に大きく関わって来るだろう。
あまり戦闘の機会の少なかった、四天王の情報は、ほとんど入って来なかったため、ぶっつけ本番でやるしか方法はないのだが、ルーザックにとってこの10人抜きは、自分の実力がどこまで通用するかという、事を見極めるものである事が少しずつ分かってきた。
グドルフが修行の最終段階としてこの10人抜きを使う理由が何となく、理解出来た。死んだら、その時はその時だ。グドルフも生き恥をさらすようなら、潔く死ねと言うだろう。まだ2人抜きしたばかりだ。楽観視は出来ない。ルーザック自身の自信に繋がって行くか行かないか、の試金石になることは確かである。
タスクされている事じゃない。今の自分の実力がどの程度のものか、世界のレベルを知り打ち克て。それがグドルフの本音だった。




