クエスト48 1人目の試練
一人目に現れて来たのは、スラゴリルという戦士だった。
見るからに弱そうだったが、ルーザックは徹底的に勝ちにこだわる姿勢を見せて行く。ジュカラで自分の防御力を上げ、ベラミやリャダルコ、ナギマなど、抑えめの攻撃呪文で攻撃をした。
だが、そんなことはしなくてよかった。コール・リプレイスには、公平を期すため一試合ごとにSPとGPは回復されるのである。というシステムになっているため、後先考えずに魔法が使える。
ジュカラで防御力が最大になっているルーザックの肉体は、スラゴリルの攻撃を寄せ付けない。その上思った通り、スラゴリルは呪文の耐性がまるでない。
一試合目は、何の問題もなくルーザックの快勝であった。
「まぁ、最初はこんなもんだろ。けれどこんなレベルが10人も続くとは、正直思えん。歴史上一人しか達成していない10人切りをやろうてんだ。それに伝説の勇者に会う前に死ぬわけにはいかねぇ。」
だが、そんなルーザックを絶望させるようなあるデータがある。
1人目95% 2人目85% 3人目75% 4人目65% 5人目55% 6人目20% 7人目15% 8人目10% 9人目5% 10人目0.001%
というのは、過去数十年の歴史をデータベースに保存しているデータである。10人切りをまであと一歩の所まで行った人が5%はいたという、つまり、フォー・キング・オブ・コールも無敵ではないという事であった。
もちろん、このデータの事をルーザックは知らない。すぐにでも、このデータを伝えてやりたいが、残念ながら、今のルーザックは孤軍奮闘しなければいけない。それがグドルフ師匠の与えた卒業試験だからである。
この突破率を見ても分かるように、コール・リプレイスでは、一人ずつ強さを上げて行くのがtheoryとなっている。特に5人目から6人目にかけて、突破率が急激に下降しているのがわかる。更に、四天王を倒せる確率が5%と、極めて低い確率になっており、スタミナがそこで切れるのか、ラストコールである10人目の突破率は0.001%となっている。ちなみに、イーグロンズラーが、ラストコールの座に就くまでは、支配人であるキンドルが、ラストコールの座に就いていた。いずれにしても、後半にいけば行くほどスタミナ勝負になって行くだろう。




