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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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48/132

クエスト48 1人目の試練

 一人目に現れて来たのは、スラゴリルという戦士だった。

 見るからに弱そうだったが、ルーザックは徹底的に勝ちにこだわる姿勢を見せて行く。ジュカラで自分の防御力を上げ、ベラミやリャダルコ、ナギマなど、抑えめの攻撃呪文で攻撃をした。

 だが、そんなことはしなくてよかった。コール・リプレイスには、公平を期すため一試合ごとにSPとGPは回復されるのである。というシステムになっているため、後先考えずに魔法が使える。

 ジュカラで防御力が最大になっているルーザックの肉体は、スラゴリルの攻撃を寄せ付けない。その上思った通り、スラゴリルは呪文の耐性がまるでない。

 一試合目(ひとりめのしれん)は、何の問題もなくルーザックの快勝であった。

 「まぁ、最初はこんなもんだろ。けれどこんなレベルが10人も続くとは、正直思えん。歴史上一人しか達成していない10人切りをやろうてんだ。それに伝説の勇者に会う前に死ぬわけにはいかねぇ。」

 だが、そんなルーザックを絶望させるようなあるデータがある。

 1人目95% 2人目85% 3人目75% 4人目65% 5人目55% 6人目20% 7人目15% 8人目10% 9人目5% 10人目0.001%

 というのは、過去数十年の歴史をデータベースに保存しているデータである。10人切りをまであと一歩の所まで行った人が5%はいたという、つまり、フォー・キング・オブ・コールも無敵ではないという事であった。

 もちろん、このデータの事をルーザックは知らない。すぐにでも、このデータを伝えてやりたいが、残念ながら、今のルーザックは孤軍奮闘しなければいけない。それがグドルフ師匠の与えた卒業試験だからである。

 この突破率を見ても分かるように、コール・リプレイスでは、一人ずつ強さを上げて行くのがtheoryとなっている。特に5人目から6人目にかけて、突破率が急激に下降しているのがわかる。更に、四天王を倒せる確率が5%と、極めて低い確率になっており、スタミナがそこで切れるのか、ラストコールである10人目の突破率は0.001%となっている。ちなみに、イーグロンズラーが、ラストコールの座に就くまでは、支配人であるキンドルが、ラストコールの座に就いていた。いずれにしても、後半にいけば行くほどスタミナ勝負になって行くだろう。

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