表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/132

クエスト47 10ヶ月

 そんなコール・リプレイスの現状をよく知らないルーザックは、10人いるなら一人頭1ヶ月もあれば楽勝であろうと、完全に甘く見積もっていた。その計算の根拠が、どこにあるのか定かではないが、それが間違っていたのは確かである。

 10ヶ月でも、10年でも勝てないものは勝てない。それに、フォー・キング・オブ・コールの実力は半端ない。

 コール・リプレイスでは、挑戦者から、参加費用に5万スターを徴収している。ルーザックは、グドルフから軍資金として、20万スターを持たせてくれた。その貴重な軍資金の中から5万スターを捻出した。

 もちろん、10人切りを達成すれば賞金1000万スターと名声が手に入る。収支計算としては、plusになるのだが、想像を絶する困難がそこに待ち受けていようとは、ルーザック自身思っていなかった。サクサクと10人切りを達成して、賞金も頂いて行こう。そんな軽々しい気持ちでいた。現にルーザックはこう語っている。

 「たかだか、闘技場のレベルでしょ?今の自分なら、10人の雑魚に負ける道理はないでしょ。1000万スターは頂きだね。」

 ルーザックの見解はあまあまだ。まず、10人を全員雑魚と侮っている事。そして、1000万スターが雑魚を倒して得られると思っている事。全ての見解が、自分にとって都合の良いように解釈していた。

 本来のルーザックなら、そのような安易な見解を下す人物ではないのだが、一体どうしたと言うのか?ルーザックらしさがまるでない。相手を研究していないし、何よりも根拠もなく楽勝であろうと油断している。こんな状態で、10人切りを達成出来るほど、コール・リプレイスは甘くない。

 きっとルーザックは闘技場を見に行った時に、1~5人目の戦士しか見れなかったのだろう。それならば激甘な解釈に至っても仕方ない。後にルーザックは、自分の見解が間違っていたことを反省する機会が来るのだが、コール・リプレイスの本当の恐ろしさを知るのは6人目からなのである。

 多くのplayerも、1~5人目の戦士は倒せている。だが、軒並み6人目から別格の強さの戦士がplayerの行く手を遮っていた。

 グドルフが卒業試験にこのコール・リプレイスを選んだ理由が何となく分かった。自分の実力がどのようなものであるかを、ルーザックは知らない。今の自分にしっかりと目を向ける事は、今後成長して行くためには欠かせない。そして、この挑戦に失敗すれば死よりも苦しい汚名か、死が待っている。

 だが、準備期間に10ヶ月あてるというなら、それは妥当な判断である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ