クエスト34 瞑想
ルーザックは、グドルフに必ず毎日一定時間やる事を義務づけられていたメニューがあった。
それは、瞑想である。内容は簡単なものだ。精神統一をしながら微力な魔法を放出して、集中力と、魔法力の向上を図る事を目的としている。
一般的に、魔法使いは瞑想をこなす時間に比例して、強力になるとも言われ、強い魔導士になるには、基本中の基本とも言えた。ルーザックは瞑想を6時間はやる事を義務づけられていた。
その一方で、グドルフから与えられる別メニューもあった為、起きている間は、瞑想をこなすか、グドルフと一緒に特訓するかのいずれかであった。
ルーザックの瞑想のトレーニングは、ルーザック自身嫌いじゃないなかった。というより気に入っていた。その為、一日7~8時間は瞑想をしていた。そんな日はザラにあった。ルーザックが瞑想を気に入っていた大きな理由は、無心になれる、と言えば格好が良いのだが、瞑想はボーッと出来るものだと考えていたからだ。
毎日多くの時間を瞑想に当ててきた甲斐もあり、ルーザックの魔法力と集中力は、飛躍的に向上していく。
グドルフも、これほど瞑想を苦にせず毎日取り組めるのは、才能だ。と舌をまく程である。多くの魔法使いは、どんなに集中しても2~3時間で集中力が低下するという。しかし、ルーザックの場合はその2倍~3倍の瞑想時間があるため、単純計算で並みの魔法使いの2倍~3倍のスピードで成長している事になる。
しかし、まだまだルーザックは原石である。この原則が分かっていなければ、ルーザック自身は大きな壁を乗り越えて行けないだろう。確かに能力的には、既に一般的な魔法使いのレベルは越えているだろう。
だが、グドルフというLEGENDの足元にも及ばない。だが、ルーザックは立場上そのLEGENDを越えることを求められている。
基本的な事をきっちりとこなしていけるか?というのが、飛躍の絶対条件である。瞑想もこれだけのaverageで続ける事を、ルーザックは心に決めている。




