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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト31 GP(ガッツパワー)

 GP(ガッツパワー)とは、魔法がどれだけ使えるかという魔法版SP(スピリットポイント)とも言える。ちなみにSPは人間の体力を示すモノである。

 強力な魔法を沢山覚えても、GPが低ければ、宝の持ち腐れである。グドルフはこう言う。

 「GPの多さが、魔導士の生命線とも言える。GP が0になってしまった魔導士は、そのパーティでは存在価値がなくなる。だからこそ、自分のGPを把握しておくことは、大切なんじゃ。」

 日頃の瞑想やコンセントレーションによって、GPは、増やせる。その為、この基礎トレーニングは欠かせない。理想はGP量がSP量を上回っている状態が望ましく、瞑想している時間は、修行中の今しか確保出来ない。

 レベルが上がってきたルーザックにしてみれば、少年時代、アルテミーラに教わっていた時代よりは、はるかに増えた。大は小を兼ねる、という様に、毎日の努力の積み重ねが、大量のGPを作り出す事になる。

 ちなみにグドルフは700以上のGPを持っているとみられ、現在のルーザックのGPの約2倍になるという。修行中にグドルフに追い付くのは、物理的に無理かもしれないが、何とか400~500GPには、なっていたいと思った。

 GPが多い方が徳なのは言うまでもない。沢山の呪文が使えれば、パーティの行動範囲も広がるからだ。

 ルーザックは自分がGPが少ないことを悔やんだ。そして、瞑想とコンセントレーションに力を入れて、GPの上昇に力を注いだ。

 「瞑想は嫌いじゃないよ。頭の中を空っぽにして、精神力を研ぎ澄ましていく。自分の中で色々なことが精錬されるから、それだけで気持ちが良いね。」

 ルーザックにとって、毎日の修練が苦になっていなかったのは、全てが、魔法力向上に繋がっていると、分かっていたからてある。自分の目標は、あくまで世界一の魔導士になること。いずれはグドルフだって越えてやる!そういう気持ちがあったからこそ、ルーザックは己を鼓舞し続けた。

 そういう気持ちはワールイダスにはなかった。グドルフは、いつかルーザックが自分と対等な位置に来て、越えていく事を予見していた。

 「こいつは大物になる。そして必ず自分を越える。」

 周囲にそうもらしていた。つまりは、ルーザックの能力を認めた事になる。もちろん、直接は言わない。直接言うと調子に乗るかもしれないから。

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