クエスト26 回復系呪文
基礎トレーニングとは別に、徐々に呪文の契約を行わせて貰える様になった。
まずは、回復系呪文から教わる事になった。ルーザックは、まだ賢者というjobになっていなかったが、グドルフ・オリスタイガーのように、世界の一部の人間の中には、jobに関係無く呪文を何でも契約出来る、魔導士という人種がいた。ルーザックはその、魔導士であった。
「ルーザック、貴様、賢者になりたいか?」
「はい、ならないと契約出来ない呪文がありますから。」
「安心せい。その必要はない。お前のjobは魔導士だ。賢者を越える魔法使いになれるぞ。」
回復系呪文には、パーティーの危機を救うトイミ、べトイミ、ベトマ、ベトマラー、ベトマズンとある。ベトマズンは勇者にしか使えないので、実質は、ベトマ(個人体力全快)とベトマラー(パーティー全体体力中程度回復)だけだった。
回復系の呪文は呪文の中でも、最もよく使うジャンルの呪文であり、使えるだけでパーティーにとっては重宝する。特に、大魔王バルガスのいるバルガスタワー周辺のビーストは強力であり、味方の命を救う、大切な呪文である。
攻撃系呪文にばかり目が行きがちであるが、優秀な呪文使いは、回復系呪文を必ずマスターしている。
「回復系呪文は味方のピンチを救う呪文であり、使えて損はしない呪文だ。優秀な魔法使いは、攻撃系、補助系の呪文だけではなく、回復系の呪文が使えなければならない。ワシも回復系呪文が使えて得をした事が沢山あるぞ。」
回復系呪文は死なない為の魔法であるが、もし仮にパーティーの誰かが戦闘不能状態になる可能性もある。そんなときにつかうのがザオレイとザオレイズだ。ザオレイは戦闘不能状態から立ち直れるが、回復の必要がある。ザオレイズは体力満タンの100%で戦闘に復帰出来る。
これら、戦闘不能状態回復呪文は僧侶か賢者か魔導士にしか使えない。パーティーには、このように、多種多様な呪文が使える人材が不可欠である。屈強な戦士や武道家だけでは駄目なのだ。
その大切な役割を担っていくのが、魔導士としての役割なのだ。魔導士として練度が上がってくると、消費GPが半分で呪文を唱えられる様になる。ベトマで言えば(7→3)、ザオレイズで言えば(20→10)となるため、少ない消費GPで、沢山の呪文を唱えられる様になる。
回復系呪文は、パーティーにとって無くてはならない呪文なのである。




