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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト122 ロイヤルキング

 「次はいよいよ待ちに待った大魔王バルガスか?気合い入るぜ。」

 「しまってこう。」

 「いつも通りやれば大丈夫よ!」

 「そうだな…。ん?皆、前を見ろ!」

 「あ、あれは?」

 「グワッハッハッハ!ワシの名はロイヤルキング!!4つの試練を終えて来た所で誠に申し訳無いのだが、バルガス様に会いたければ私の屍を越えて行きなさい。バルガス様は周到かつ慎重な方なのだよ。逃げるなら今のうちだぜ。戦うなら容赦はせん。」

 ロイヤルキングは防御力の極めて高い鉄壁の斧使いであった。ジュティオキルトでいつものように、パーティー総出で攻撃に転ずるも、結果は芳しくない。しかも、ジュカニ(防御力低下呪文)に耐性のあるロイヤルキングを倒すには、弱点である、攻撃魔法を使わざるを得なかった。

 ロイヤルキングの得意技であるキング・プレッシャーは、相手の防御力関係なくダメージを与えてくる。ルーザックは、ジュクルトをかけるのをやめ、節約を解禁。全魔法力を持って、ロイヤルキングを倒しにかかった。

 だが、ロイヤルキングの攻撃力は高く、ルーザックの手は回復で塞がった。

 「おい、ピルティン。こいつに打撃技は効かない。俺の手が空く様に回復の援護頼む‼」

 「オッケー。なんか策があるんだな?」

 「あんまり使いたくない呪文なんだけど、そんな事言ってもいられない。ピルティンのメガデインじゃあ、威力足りねぇし。俺の魔法力すっからかんになるけど、やっぱあの呪文しかない。」

 戦局は、一向にどちらに傾く事もなく、持久戦になっていた。

 「グワッハッハッハ!愚か者どもが。この程度の実力で、大魔王バルガス様に勝てると思ったか?ん?」

 「ルーザック、あとは頼んだ!」

 「喰らえ!究極極大魔法バダンティクロス!!」

 「ふん。こんなもの…。何?何だとワシの実態を捕らえたか?なんたる魔法力。グフ。見事…。」

 「やったみたいだな?」

 「あーあ。だけど、どうする?さっきのバダンティクロスで俺の魔法力は0、空っぽだよ。」

 敵の思う壺だった。ロイヤルキングはパーティーの戦力を確実に削いだ。

 「敵陣だけど休むか?」

 「寝てる間にバルガスが来たらどうする?」

 「だけど、これからバルガス相手にルーザックの魔法無しじゃ、絶対勝てないぜ?」

 「良いアイテムがあるが2時間だけ時間を作ってくれ。」

 「ルーザック、お前?まさかテルフの飲み薬を飲むんじゃぁ…。」

 「今の俺の魔法力を全快させるにはそれしかない。」

 「ルーザックの寿命10年間短くなるんだぞ?」

 「世界の平和には変えられん。」

 「マルゲラ、スーゲル2時間ルーザックは眠る。死守するぞ!」

 「何だか良くわかんねぇけど、まかせろ。」

 バルガスに辿り着く為だ。そう考えると、もう覚悟を決めるしか無かった。

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