クエスト119 海原の試練
大地の試練を突破したピルティン達を待ち受けていたのは、海原の試練だった。海原の試練のボスはマリオス・グラリンという槍使いの魚人であった。
「ラングレスドピールはどうやら破れ去ってしまったようだな。よろしい。それほどの強者ならば、私の出番だな。覚悟は良いな?行くぞ!」
大海原をイメージしたブルーを基調とした背景画に、鮮やかな白波のデザインの装飾品が如何にも美しい。
マリオス・グラリンはラングレスドピールとは違って、魔法も使うし攻撃もバランス良くとれている輩であった。グラリンの持っているマリオスの槍は、道具として使うと、敵グループ全体の防御力を下げるジュカナンの効果のある槍だった。その為、ルーザックはジュクルトをかけまくって応戦した。
だが、戦いはそこまで長引かなかった。
というのも、グラリンがピルティン達に対して威力のある攻撃を仕掛けられなかった事と、マルゲラとスーゲルのダイレクトアタックが、普段の2倍以上の効果を発揮したからである。その要因としては、コンディションが良かった事だと思われる。出来れば、マルゲラとスーゲルにはこの調子で最後まで、行って欲しいものだ。
「マリオスの槍の効果は厄介だったけど、それ以上に厄介な攻撃はなかった。それが勝因かもな。」
「やる気がみなぎっていて、これ以上ないパフォーマンスが出来た。」
「私も、未だかつてない絶好調だったわ。」
「結果として、パーティーのメンバーが好調だったから、楽に勝てたが大切な事は調子の悪い時に、どうやって勝利するかだ。これから先疲労感が蓄積し、調子も落ちるだろう。それを忘れないでくれ。」
ルーザックは油断してはならないとパーティーを戒めた。今回マリオス・グラリンに勝てたのははっきり言ってラッキーだった。マルゲラとスーゲルの2人が同時に絶好調であったが為にスムーズに勝てただけの事であり、もし仮にパーティー全員の調子が悪ければ、こうは上手くいかなかった。
無論、そういう困難な状況に陥ってしまっても、勝利をもぎとらねばならない。ルーザックはそれが言いたかった。




