クエスト117 辿り着く迄に
デビルロイヤルを進むピルティン一行。だが、ピルティン達には大魔王バルガスまでの道程の厳しさを知る事になる。大魔王バルガスに辿り着く為には、大地、海底、大空、地底の各試練を乗り越えなければならず、それらの試練をクリアする為には、それぞれのボスを倒さなければならないという。はっきり言って、大ボスを前にした中ボス4連チャンは、厳しい注文だった。
「決して楽な道程ではないかもしれない。しかし、考えて見ればスムーズに勝てる訳がないのだ。大魔王バルガスがそんなに甘くない存在だって事は、知っていたはずさ。」
「そうだな。この位の試練がある事は、覚悟していた。想定内じゃねぇの?」
「少し位倒さなければならない奴等が増えたって、どうって事ないわよ。返り討ちにしてやるわ。」
「大魔王バルガスに辿り着く為には、4つの試練を乗り越えなければいけないのか…。そこまで戦って自分の魔法力がキープしてくれれば良いのだが…。」
ルーザックの不安は最もな事であった。パーティーの中で唯一の魔法のスペシャリストである上に、ピルティン以外は魔法が使えない。仮に自分が魔法を使えなくなってしまえば、その時パーティー全員が一気に窮地に陥ってしまう。
それが分かりきっているために、大魔王バルガスまでの5連戦をどう乗り越えるかが重要であった。考えれば考える程マイナスの方向へと考えてしまうのは、ネガティブルーザックの真骨頂であった。
勝てる、勝てないではなく、自分の魔法力が持つか、持たないか。それがルーザックの責任であり、パーティーの中でペース配分を出来るのは、ルーザックしかいなかった。
今やルーザックの魔法力は、パーティーに欠かす事の出来ないモノである。いかにしてルーザックの魔法力を温存したまま、パーティーを勝利に導けるか。それが今のルーザックの至上命題であった。
勇者、戦士、武道家、賢者という構成から見ても、誰の目から見てもルーザックの魔法力(GP)は必要不可欠なモノである事が分かる。
「この程度の試練を乗り越えるくらい、楽勝だよな?じゃなきゃ、今まで何してたんだよって事になるんじゃね?」
「ピルティンの言う通りだ。実力つけて結果出してなんぼの世界。」
「安心して。ルーザック。最後の大魔王バルガス戦までは、寝てていいから。」
そういゃあこの3人大陸じゃあ有名な一味だったらしいしな。ここは、お言葉に甘えよう。
「あ、でも戦況ヤバくなったら容赦なく起こすからな!」
「うぃーす。かしこまり‼」




