クエスト114 囚われの人々
デビルロイヤルをどんどん進んで行くと、何やら牢屋の中に囚われの人々達がいるではないか?
「おい、しっかりしろ。状況が分からん。誰か教えてくれ。」
ピルティンは冷静沈着にこの状況を把握しようとした。話によると、囚われの人々は、世界中から集めた猛者だという。その数は何と100人以上に登る。彼等の話によると、これから実験台として、何人かが改造手術を受ける事になっていたらしい。
「許せねぇ…バルガスの野郎!」
「そうね、マルゲラ。でも今は彼等を無事に安全な場所へ送り届けなきゃ。ルーザックならやってくれるわ。」
「おう、任せろ‼」
約100名の囚われの人々は、ルーザックのドゥーラ(瞬間移動魔法)で、エアルーガ王国まで送り届けた。
「これでひと安心だな。」
「しかし、大魔王バルガスは世界の猛者共を集めて何をしようと企んでいたのか分からんな。改造人間を使って恐怖の戦士集団を作るだけなら、別に人間ではなくとも良かろう?人間の猛者というのが、ポイントなのかもしれんな。」
大魔王バルガスの真の狙いは、分からずじまいであるが、とりあえず約100名の囚われの人々は救出した。もし、他に同じ様に囚われの人間がいるならば、まずはバルガスよりも、救出が先である。はっきり言って、4人は怒りが収まっていない。これだけの人数の人間の人生をもて遊んだだけならまだしも、自分達の野望の為に利用しようとしていたのだから。
「大魔王バルガスだけは絶対に倒さねばならん。」
「ああ、これ以上奴の好き勝手にやらせとくわけにはいかん。」
「私の正拳突きでも喰らわしてやるわ。絶対に許さない‼」
「囚人達の話によると、飯や風呂には充分な配慮があったらしい。だが、そんなものに誤魔化されてはいけない。人間の宿敵である大魔王バルガスが、これ以上悪さをするのを防ぐ事は重要な事だ。」
囚われの人々の中には、かなり弱っている人もいた。大魔王バルガスは、きっとそういった人間の事など、目もくれない。死んだ奴が悪いのだと、言わんばかりの目で人間を見下している。
絶対そうに決まっている。これ以上大魔王バルガスをのさばらせておく事は、人間にとって害悪でしかない。一刻も早くこの大魔王バルガスをこの世界から駆逐せねばならない。




