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村一番のアホが大賢者に弟子入りして伝説のダンジョンで修練して腕あげて魔王を倒しちゃう大魔導士の話  作者: 佐久間五十六


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クエスト111 強敵

 正直言って、大魔王バルガスと言う敵は強大で、それを越えると言う自信はまるでない。しかし、ピルティン達が世界を平和にしようと心に決めている以上は、何が起こってもそれを乗り越えなければ、その先は無い訳で、バルガスが強敵であろうと無かろうと、倒さなければならない事には何も始まらない。

 だが、大魔王バルガスの情報は、普通に暮らしているだけでは、得られるものではない。ならばパーティーとしてやる事は1つ。直接デビルロイヤルに乗り込むまでである。

 直接対峙していく中で得られる情報量を当て込んで行くしかない。つまり、要するに戦いながら情報を集めるしか無いと言う事である。

 一体、大魔王バルガスがどの程度の実力を持っているのかと言う情報など、一般市民が知るはずもない。だが、このまま悪戯に時が流れていく事は避けたい。勝てるか勝てないかと言う議論をしたところで、現状は何1つ変わらない。

 ピルティンも、マルゲラも、スーゲルも、もちろんルーザックも、4人がそれぞれ勝つために腹をくくっていたことは、確かである。

 だが、覚悟があっても、負ける時は負ける。とは言え、覚悟もない人間に勝利の栄冠を授ける程勝利の女神は易しくない。

 もとから、自分達とは住む世界が違うというだけの話なのかもしれないが、ピルティン達が諦めてしまえば、人類を救う事は出来なくなる。と言える。

 そして魔王軍団は調子に乗り、暴れまわるのも目に見えている。これ以上大魔王バルガスの好き勝手にさせておく事は、人類全体にとってメリットが無い。

 恐らくだが、残念ながらピルティン達を越える猛者はこの星にはいない。そう言う事を考えると、今大魔王バルガスに挑戦すると言う決断は重大かつ重要なものである。タイミング的にも今がベストだろう。最早先伸ばしは出来ない所まで来ているとも言える。

 勝って勝利の美酒に酔いしれるか、敗れて屈辱の辛酸を舐める事になってしまうのか?全てはピルティン達4人の精鋭の頑張りにかかっていると、言える。ここまで来たら引き返すのは無理だ。どうせなら、潔くチャレンジし成功(勝利)を掴みたいものだろう。

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