スクープ! ブライアン様の隠された性癖かッ!?
お待たせしました。
自分の文才の無さと無知さと闘い、無事勝利する事が出来ました!
ーーカチャッ。
私だけが開けられる扉。
その部屋の中には、五体の人物が私を待っていた。
彼らは暗闇の中で、私という『光』をただひたすらに、無言で待っていたのだ。
「な~んちゃって。培養機に入っている間は、動くモノと認識されないから、自動電灯が点かないんだよね」
カーテンを捲るのを躊躇う乙女な私は、操作パネルの方に速攻で向かいました。……誰だ? この間ちゃっかり見てたよね? なんてふざけた事を言うヤツは?
「まずは女性代表、メイドちゃん! 百ポイントで、脱衣籠が五つも手に入るなんてお徳だね。取り敢えず、下着類を出して。……熟練度と素材の関係で、綿百パーセントの飾りレース無し。ごめんね」
ポイントで交換出来る布地は、現在『綿』のみなんだよね。伯爵様が入れた絹は、何故か原色物が多かったし。
ブライアン様曰く、条件をクリアしたら布地の種類が増えるらしい。まぁ、麻よりかは良いよね? 皺になりにくいし。
下の方には紐ではなく、キチンとゴムを入れたから許して。
でも上に関しては、ノーム達がキラキラ石を育てて持って来てくれたから、ブラの型崩れは起こらないと思うんだ。私、頑張った。
っていうか、ブライアン様が最初からリストに、下着を入れてくれていたら楽だったのに。……と思っているのは、ここだけの秘密です。
★ ☆ ★ ☆ ★
『ミスリル鉱石』
ノーム達が『キラキラ石』と呼ぶ物質が、一定水準以上の質量と成分を持った為、変化した鉱石の一種。
銀色で鋼より強度が高く、加工には魔力を注入しながら行う。
加工後の物は壊れにくい。
(魔力の注入量により、より頑丈にする事が可能)
★ ☆ ★ ☆ ★
ノーム達が育ててくれた、キラキラ石の正体がミスリルだったとは。
有り難く、『抗菌』と『形状記憶』そして『柔軟』を付けて、ブラジャーワイヤーにさせて頂きました。勿論、自分のブラジャーにも採用。垂れは恐い。
いや、……ノンワイヤーブラも考えたよ。でも、リジェットもこの娘もなかなかの大きさなのです。前の私はノンワイヤー派だったけど、今のこの胸だとヤバい。クーパー靭帯が伸びてしまう。
「んじゃ、早速やりますか。メイドちゃんは四番だから……うん。オールグリーン。胸囲の数値も変化無し。いつでも出せるね」
パネルに触れて、初ホムンクルス出動です。
下着類の籠を持って、カーテンの脇で待つこと数分。
「マスター……ガミエマセン。イドウシマス」
「待って、待って。ここに居るよ。取り敢えず、この中の物を身に付けて、出て来てくれるかな? 着方が解らなければ聞いてね」
スリッパと籠をカーテンの裾から突っ込んで、声を掛ける。
だって、他のホムンクルスが見えちゃうからね。大事な御宝様を携えて、培養機の中で出番を待っているはず。
正直、今の私には少々刺激が強い。しかも、この身体で欲望に敗けると色々ヤバい。だったら見なければ良し。リジェットはまだ清き乙女です。
「もう二年か……。早いなぁ。こっちの世界では、パッピー・ウェディングまで出来るのかしら?」
「マスター。キマシタ」
「うわっ! ごめん。じゃあ、この籠にメイド服が入っているから着てくれるかな?」
「リョーカイデス」
う~ん? ちょっとカタコトが気になるな。名付けをしたら変わるらしいけど……。
水色の髪に白い下着。髪は少し濃いめかな? それにしても無表情のせいか、お人形さんの様です。
背丈は私より少し高め。百七十くらい?
まるでモデルさんみたい。メリハリの有るスタイルは、生前の私なら思いっきり妬んでますね。
それにしても指示本に、タイプ別の衣装とジャージセットが載る様になってくれてて助かったよ。しかも後日、パターン本を本棚に入れてくれると、ブライアン様が約束してくれた。つまり、アレンジ衣装も作れるって事だよね?
ポイント交換品に付いている、『体型に自動的に合わせる』系の魔法は、私にも使えるよね? 後で要確認だ。
「マスター。ドウデショウカ?」
「うん。バッチリ似合っているよ」
本当に何処のメイドクラブの方ですかと、問いたいぐらいに可愛い。これで無表情でなければね。
しかし、ブライアン様は何処で資料を集めた?
フレンチメイド型は、元々はSM衣装だよ。しかも、胸元のブラウスがやたら強調されているタイプ。
ジャンパースカートとダーンドルを、合わせた様なスカートは前身頃の胴衣部分が胸下迄になっていて、胸全体を強調しています。エロさを良い感じに倍増してないか? デカい胸が更にデカく見えるよ。
スカート本体部分はフレア型のマイクロミニ。ティッシュで作ったお花の様に、パニエが何枚も重なっています。
エプロンは腰から下のミニタイプ。縁は勿論フリフリ。ミニエプロンをスカートより少し長めにして、前を隠すようにするのってあざとくないか?
それに白いニーソが作る絶対領域は、マニアの方々が喜びそうですよ、ブライアン様。
しかし、フリフリ多いな。……『ゴスロリ風メイド』寄りなのかな? これって、ブライアン様の趣味?
「マスター。ドウカシマシタカ?」
「あっ、……うん。名前の事を考えてた」
濃いめの水色の髪が、さらりと動く。肩までのセミロングは、一本一本が細めのストレート。
色々悩んだけど、瞳をグリーンにしたのは正解かな? ぶっちゃけ、メイドちゃんには癒されたい。濃紺カラーの衣装にしたのも癒し系っぽいからだしね。
赤と黄色のポーションを一応作業台に置いて……。
「名前なんだけど、『シアン』で良いかな? シンプル過ぎると思うけど、私が覚えられる名前じゃないとね」
「シアン……アリガタクイタダキマス」
来たッ! 一気に魔力を取られる感覚。『ピュアハート』の時より強烈だ。
これが名付け。……でも地球の親御さん達も、何時間何日も掛けて考えて名付けをするんだから、これぐらい屁でも無いよ。
「御主人様ッ! 大丈夫ですか? 御主人様!」
立っていられなくなった私を、シアンが支えてくれている?
名付けをした途端、滑らかな口調になったね。
「……ありがとう。大丈夫だよ。想定内の事だから、心配しないで。悪いんだけど、作業台の赤のポーショ…ンを……」
「良かったです、御主人様」
顔を上げた私の目の前には、喜びと安心を顕にして、微笑む天使……いや、女神がいました。
ヤバい。……鼻血出そう。
書いたり消したり、コネコネコネコネ……。
『無知は罪』というけど、本当だよね(^_^;)
もう少し、親が生きている間に勉強するべきだったと実感中w
次は男祭りの予定です(^-^)/




