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朝御飯は毎日キチンと食べていますか?

 ……私は食べない派です。すみません。


 本当はホムンクルス回だったんだけど、前回のラストと時間経過の関係上、少し繋ぎを入れようとしたら字数が1500を超えてしまいました。


 という訳で、朝御飯ネタです。


「うん。今日も良い天気。……ん? 彼処あそこに小さな虹がいっぱい出来てる? あぁ、ギョッピー達が水撒きしてくれているんだ。ありがたや。ありがたや」


 今日はお休みの日。

 ベランダに出てみると、遠くの方で朝もはよから精霊達が思い思いに活動中。ギョッピー達は移動する度、キラキラしているから直ぐに解るね。


「ギョッピー達の鱗はツルツルだから、太陽光の反射率が高いのかな? 馴れると可愛いんだよね」


 カーテンを閉めて着替えをしながら、初めてギョッピー達と会った事を思い出す。

 一斉いっせいの水柱。私より大きな身体。光を浴びてキラキラとしている、シースルーな背鰭や尾鰭。魚特有のギョロリとした目は、私の拳より断然デカイ。


「今日の朝食は何にしようかな? そう言えば、ウンディーネ達に渡した『結界藻けっかいそう』は上手く定着したのかな?」


 うん。今日はお魚にしょう。

 マゼンタ様に朝の挨拶をして、キッチンに向かう。魚……さかな。焼く? 煮る? 揚げる? 迷うなぁ。




「ブライアン様にごねまくった甲斐あって、調理酒が手に入ったのはマジで嬉しい! 但し、塩分引き算しなきゃいけないのが面倒なんだよね。科学系の塩分じゃなきゃ、少しくらい取りすぎても大丈夫。とは言え、浮腫むくみは怖い。……冬瓜とうがん小豆あずきを植えるか?」


 マジックバッグに白身魚と馬鈴薯じゃがいもがあったので、以前ポイント交換した生姜の残りと若芽わかめを出して、レッツクッキング!


「本当は馬鈴薯じゃなくて薩摩芋さつまいもで作れば、私好みで美味しいんだけど、仕方ないよね。伯爵様は『距離圧縮テレポート』のスキルは持っていないんだし、色々入れてくれた事自体に感謝しなきゃ」


 鯛の切り身にお塩をふって、蒸し器の準備。二切れいっちゃう? もうね、蒸し器が錬金釜で作れた事には何も言わない。私、鍛冶スキル持ち。無問題もうまんたい

 まずは針生姜を作って。醤油小匙1に対し、酒とゴマ油を各大匙2を小鉢の中で軽く混ぜてっと。今のうちに、馬鈴薯と若芽も切っておこう。


「そろそろ十分くらいかな? 切り身の水気を取って、耐熱皿に直接乗せちゃえ。針生姜と小鉢の中身をかけて……混ぜ混ぜ」


 キッチンタイマー? スキル? そんなの使いませんよ。こんなの感。感。耐熱皿の上で混ぜている様な私に何を望むの?

 馬鈴薯を置いたら、若芽を乗せて蒸し器へゴー!


「これだと野菜不足? この間作った人参のオイル漬けも出すか? 後はパンとバターで良いや。……うん。微妙な組み合わせだね」


 まぁ、一人だし。と自分に言い訳をしながら、キッチンの作業台に料理を乗せる。ダイニングで食べるのはまだちょっとね。洗い場が近いと後々楽だし。


「そう言えば、日本酒と一緒におねだりした米酢はどうなったんだろう? 味噌と醤油は他の地域に類似品があったから、比較的にすぐリストに載ったんだよね。……人参が良い感じになってて美味いわ」


 もぐもぐと口を動かしながら、調味料基本の『さしすせそ』を思い浮かべる。

 砂糖と塩は元々ある。味噌と醤油は、リストに日本で有名なメーカーの物が2~3種類づつ入った。後はお酢だけなんだけど……。


「『さ』なんて、調理酒とは言え、新旧揃っているし。……日本の神様渋ってる? んな訳ないか。だとすると、『米』がネックなのかな? 最悪の時は自分で作る? 穀物酢や果実酢なら、スキルを駆使すれば出来そうだよね?」


 生姜の辛味が良い感じにアクセントになっています。

 お酢が出来て、マゼンタ様やブライアン様の許可が下りたら、伯爵様の所に持って行きたいな。

 伯爵夫人は冷え性で悩んでいるって言っていたし、伯爵様もカルシウムを効率よく取れるようにしないと、いざっていう時に骨折したら目も当てられないしね。


「でもまずは、『酸味イコール腐っている』では無いことの説明からかな?」


 食べ終えた食器を流しに持って行って軽く洗う。昔は浸け置き派だったけど、お義姉さんが『七万匹に菌が増えるよ。洗剤だけじゃ落ちなくなるよ』と脅してくれたから、すぐに洗うようになった。


「更に異世界風洗い方! 『洗浄ウォッシュ』『滅菌ステェラァリィ』『乾燥ドライ』 ……完璧!」


 本当は滅菌めっきんじゃなくて、除菌か殺菌で十分なんだけど、……なんとなく?

 あっ! でもちゃんと判っていますよ。あまり無菌状態ばかりの環境だと、抵抗力がなくなって、逆に病気になりやすいんだよね。

 しかも、『滅菌ステェラァリィ』は本来、錬金術系のスキルだし。




 …………うん。そろそろホムンクルス達を迎えに行くかな。

 私はキッチン付属の倉庫から、ホムンクルス製作の部屋へと向かった。



 『さ』の新旧とは。

 どうやら昔は砂糖がなかなか手に入らなかった時代があったらしく(金持ちは除く)、砂糖の代わりが酒だったみたいです。

※米及び米酒は、農民でも手に入れる機会がそれなりにあったとか……。


 栄養学では、メンタル栄養素の砂糖ではなく、酒をいまだに推す学者の方もいるとか。

※ケトン体が人気出てきたからかな?


 料理の時には、『さしすせそ』の前に酒を使うと、味付けの失敗が防げるとか……。

 因みに、料理酒には塩等が入っていますので、よく確かめてご利用下さい。


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