『来ないなら 作ってみせよう 島仲間』
遅くなりました。
メチャクチャ難産しました。
この程度の話で? と、思われるかと思いますが、ここまで落ち着かせるのが大変でした。
「これで下準備は全て完了!」
昨日、ブライアン様にあるお願いをすると同時に、マゼンタ様のお話にあったホムンクルスの事を確認。
『そろそろ、人手が足りなくなる頃だと思っていたよ』と、最新型のホムンクルス培養魔導装置を、その場でリストに追加してくれました。やったね。
「神界仕様の培養魔導装置って、どんなヤツなのかな? 取り敢えず、大きめの部屋でポイント交換しろって書いてあったよね? しかも、こちらの世界の住民に見付かり難い場所となると、……地下室?」
錬金術で作ったアイテムをマイボツクスに入れて、私は地下室へと向った。しかし毎回思うのだが、なぜ最初っから容器に入っているのかな? 今回は古酒が入っていそうな大瓶でした。膝丈くらいあります。まぁ、楽で良いんだけどね。
「私の部屋の真下だけど、大丈夫だよね? 念の為、扉に『隠蔽』を附与して……これで良し!」
私にしか見えない扉の出来上がり。
中に入ると大きめのスペースと倉庫の二間仕様になっていました。勿論、部屋の明かりは自動点灯。
さっそく培養魔導装置を交換。五万ポイントは少し高いけど、後々の事を考えるとケチってられない。
「うわぁ、凄~い! ここだけを見ると、自分が剣と魔法の世界じゃなくて、サイエンスフィクションの世界に来た様な気になるよ」
一瞬の光の後に見たモノは、部屋の壁が見えないくらい大きな機械類。そして、五体分の培養装置。
メインである培養装置自体は、大きなガラスっぽいモノで出来ているけど、やはり上下はゴテゴテとした機械類に覆われていて物々しい。
「どうして壁まで白に変わったのかな? しかも初のスチール棚付き。ますますSFの世界っぽい。あっ! 作業台にマニュアル発見! 椅子も有るし、ひとまず目を通そう」
流し読みをした結果。まだ私には最初から全てを作る技術と、材料を確保する手段が無いらしい。だから、当分は簡易制作方式でホムンクルスを作りなさいとの事。
マニュアル本を片手に次は実践。まずは装置の起動スイッチをオン。そのまま横にある四角い突起物に微量の魔力を流して。
「『作業が出来ます』の表示が出るまでに、人型を選んで下準備をすればいいんだよね。どれが良いのかな? 迷うなぁ。男? 女? この数字は大体の外見年齢になるのか……」
色々悩んだ結果、執事・農夫×2・家政婦・技術者に使えそうなタイプを選んでみた。見た目は義姉の持っていたポーズ人形(?)みたい。大きさはみんな同じだから、気を付けて行わないとね。
五十センチくらいの人型を作業台に置いて、身体左寄りにの位置。つまり心臓の位置に、別交換の赤い水晶珠を注入する。
水晶珠は『ピュアハート』という核らしい。注入時には魔力が大分取られると書いてあったが、実際には『ゴソッ』と魔力が抜き取られた様な感触だった。貧血みたいにクラッとしたよ。
でも今のところ、マニュアル通りに出来ていると思う。
「ちょっと休憩。これ、思った以上に魔力が取られる。とりあえず保険として、赤と黄色のポーションをいくつか出しておこう」
このポーションって、小さな缶コーヒーぐらい量が有るから、飲み過ぎに注意しなきゃね。
本当は掛けても良いんだけど、効果が半減する上に、部屋が汚れるので無し。
「さぁ、続けていこう! 次は培養装置にこの人型を入れるんだよね? このパネルで番号を選べば良いと。まずは1番。執事タイプでいってみよう!」
パネルに触ると、一番左の培養装置のガラス(っぽい)部分の上部が光りのラインに覆われて、光りがガラスと共に下に降りてくる。まるで光りがガラスを溶かしているみたい。
ガラスっぽいモノだけであって、やはりガラスじゃ無いんだなぁ。と思いながら、私は人型の脇下に手を入れて、培養装置まで運んだ。
「ここに立てる様に足の部分を置けば良いのね……うわっ!」
床に書かれていた魔法陣に、人型の足を付けた途端、人型が勝手に直立不動の態勢を取った。
「ヤバッ。マジでちょっとビビった。私、ホラーとかパニックモノとか駄目なんだよね。おっ? ガラスが上がって来た。操作パネルのところに行ってみよう」
パネルの上に付いている液晶画面が、色々映し出している。まずは使用目的……『執事』を押して。モデルタイプがいくつか出て来たから、一体選んでカスタマイズすればいいのね? せっかくだから、自分好みにしちゃおう。
あれこれ手を加えて外見を決めたら次はスキル。いっぱい有りすぎて悩む。あっ! パックセットの様なモノ発見。執事セットに追加で単品でスキルをいくつか付けよう。
簡易型には、全てのスキルの基礎が元々入っているらしい。だから後日、設定していないスキルが覚醒して、使用出来る様になる場合もあるらしい。
「『製作者のMPを消費して付ける』となると、色々付けても大丈夫そうだね。裏レベルまでカンストしたリア様を舐めるなよ! っと」
通常は九千九百九十九だけど、私は裏ルートで特殊イベントをクリアして、九万九千九百九十九までレベルを上げていた。勿論、今の私は裏のカンストレベル。スキルもほぼ全部持っています。
生前の妹が大好きだったゲーム。私は第一部の恋愛パートの部分より、第二部の冒険パートが好きだったのよ。
お義姉さんがくれたゲームの中にこのソフトを見付けて、妹の分……ううん。それ以上遊び倒した。たまに妹を思い出して、泣きながらやっていた事もあったなぁ。
「おっ! 四元素の魔法セットもあるんだ。レア四元素より全然安いじゃん。これも中級で入れておこう。……生活魔法は五百MPメチヤ安ッ! これも必要だよね。後は……」
……はい。またやり過ぎました。いくらやっても成長しない奴っているよね? って私だよ!
読んで判る通り、続きます。
一緒にすると四千字超えちゃう!
後日、見直し&改稿する時に私が辛い。
そういう訳で切りました(笑)
※サブタイトルが、超☆手抜き。もう頭がオーバーヒートしちゃったので、許してください。




