目には見えないけど重いモノ。
いろいろと言い訳を考えたけど、面倒くさくなったので開き直ります。
サボって、他のゲームアプリとかで遊んでいました。音ゲーとか。音ゲーとか。
ごめんなさい(T_T)
持ってて良かった、赤のポーション。
なんやかんやで執事1体に二万MPも使ってしまった。まぁ、これも必要経費ということで。なんと言っても執事だもん。主より出来る仁義の男。
「次は培養液の注入って事だけど、この大瓶の中身が培養液の元になるんだよね?」
大瓶は四種類。
青緑と赤。紫に小粒のオレンジラメが散りばめられているモノ。それにパールホワイトの4つ。それぞれの色の瓶には違う液体が入っています。
「えっと、ここのパネルを押すと入れる場所の扉が開く……と。あっ! 機械の足元に扉が出来た。ラッキー! 重いんだよね、この瓶。そう言えば、陶磁器製の瓶も硝子製の瓶も同じ漢字なんだっけ? でも、硝子製でこれだけ大きいと、持ち上げる時は怖いよね」
瓶の上部に付いている布を外し、中のコルクを抜き取る。中身を初めて見るけど、瓶の色が濃縮された様な色の液体が入っていました。しかも、なんかドロリとしているよ。
扉の中の床部分には魔法陣が描かれており、マニュアルには『扉の中の色と同色の瓶を置くように』と、書かれていた。
「はしたないけど、誰も居ないんだから膝をついて作業しちゃおう。これはこの扉に入れて。やっぱり重いな。陶磁器製だから重いのか? 大きいモノに液体が入っているから重いのか? まぁ、この程度で『怪力』を使うのは変だよね?」
レベルのおかげで、人様よりかは基本スペックがメチャクチャ高い私。でも、重いんです。持てない訳じゃないけど、重いんです。しかし! 誰も見ていないからといって、『怪力』をホイホイ使うのは、乙女として駄目だと思う!
「これで全部入れたから、後はパネルでスタート! 素敵なイケメンちょい悪オヤジな執事さんになります様に」
意味がないのは解っているけど、お願いしながらスタートボタンをポチッとな。
「あれッ? 透明な液体? まぁ、じっくりと見届けよう」
培養機の前に椅子を持っていって、見学モードの私。だって、後は全自動なんだもん。
透明な液体が人型の頭上を越えた辺りで、キラキラとした乳白色の液体が注入。少し柔らかくなった? でも培養機の中がよく見えないよ。
しばらく見ていると、キラキラさが減って、白さもなくなった来た。どうやら心臓部の核に吸い込まれている?
「液体自体の高さは変わらない。つまり四種類が全て注入されると、培養機の中は満杯になるんだ」
再び透明になると、今度は青緑の液体。やはり同じ様に最後は透明に。その後、赤い液体も紫にオレンジラメの液体も同じだった。
「これで後は5日待てば出来上がりという訳ね。じゃあ、次は農夫にしょうかな?」
残りの四体も次々に終わらせて、ホムンクルスに関しては一段落。この後は夕飯までの間、何をしょうかな? マゼンタ様と昨日のお話しの続きも良いなぁ。
「取り敢えず一通り終わりました。後は時間にお任せするつもりです。しかし、あの瓶は本当に重かったんですよ。もう少し軽いと楽なんですけど……」
「リアは一から研究実験した訳じゃないから、重さの意味が判らなかったんだね」
「意味? 軽いと駄目なんですか?」
重いより軽い方が楽で良いじゃん。お茶を飲みながらマゼンタ様を見ていると。
「あの液体は誰が作っても重いんだよ。何せ命の重さそのものだからね」
思わず吹き出しそうになったよ。何を? お茶だよ! 今日のお茶はブライアン様におねだりした緑茶に、紫の薬草をブレンドした解毒作用のあるオリジナル美容茶だよ。って、違う! そこじゃないッ! 何? あの液体が命?
「宮廷や王室所属の錬金術師なら、ゴーレムを駆使して行えるが、そこまでの環境がない者は作れない。だからホムンクルスの絶対数が少ないんだよ。これはエルフェやドムル達でも同じらしい」
えっ? ゴーレム? つまりそんな重たいモノを私は自分の手でやっていたの? つまり私は馬鹿力? いやいや、チートのおかげだよ。私は普通。
しかしエルフェって、森ダンジョンに出てくるエルフのことだよね? ドムルは洞窟ダンジョンに出てくるドワーフ。両方共に強いから、苦労してダンジョンクリアした覚えがあるよ。
いや問題はそこじゃない。
「マゼンタ様。命って、どういう事ですか? 何故、液体が命になるんですか?」
「あぁ、その事かい? 私にも判らないよ。私は錬金術師に数人知り合いがいただけさ。そいつらが言っていたんだ。ただ私が思うには、製造物と言えども『人』を作るんだ。しかもその『人』は自己思想や技術を持っている。更に自分の意思を伝えて、行動も起こす。製造者を親を思うように慕う。ここまで出来るなら、命ある者と認定しても良いんじゃないのかい?」
……マジか。いや、しかし。マゼンタ様の発言内容も一理有る。
あの液体は、精霊の加護石と薬草で作った。もしかして『石』に見えて『石』じゃない? なら、薬草もただの草ではないという事?
最初のキラ白は、光と闇の加護石と、白と虹色の薬草を使ったんだよね。ひとまず石を精霊の意思として仮定する。って、オヤジギャグっぽい事言っちゃった。恥ずかしい。
「リア? どうしたんだい?」
「すみません。少し考え事をしていました。あの、白い薬草は錬金しないと睡眠解除しないんですよね?」
そう、白い薬草は睡眠解除。虹色の薬草は状態異常を正常に戻す。というポーションの各材料なのだ。
「一応そう言われてはいるけど、リアが育てている薬草らは自然発生の植物じゃないんだよ。ずっと大昔にソレイユ様達が、『人』と呼ばれる全ての種族の健康と安全に役立つ様にと、お与えになった物なんだ。だから、『ひとつの使い方しか出来ない』とは言えないねぇ。実際にリアは紫の薬草を、『乾燥』させて茶葉として利用しているじゃないか」
そうすると、睡眠剤の替わりをする可能性もある? 元々人間の身体は、睡眠時間中に内臓各部にて体内調整をする働きがあり、自律神経や交感神経をも正常にする。つまり、それらのプログラムを薬草を媒体として……ッ!
「す……すみません、マゼンタ様。ちょっと席を外します!」
馬鹿だ私は。ラノベでオートマタやアンドロイドが、人格を持って活躍するモノも読んでいたのに。それらより、より人間に近いホムンクルス。そして、神々が与えた薬草……。
「うっきゃああぁ!」
ホムンクルスを製作している部屋で、駆け込んだ私が見たものは。マネキンのコスプレ状態のモノではなく、『人』そのものが培養機の中に浮かんでいる姿でした。
一名を抜かして、皆さん素晴らしい身体をお持ちでしたよ。これぞ『肉・体・美』とばかりに……。
思わず顔を両手で隠しながらも、指の隙間からちゃっかりガン見してしまうぐらいの素晴らしさ。
カーテンレールとカーテンを、ブライアン様におねだりしたら駄目かしら?
橘 莉亜。精神年齢二十五歳。彼氏居ない歴、二年。少々刺激が強かったみたいです。
気が付いたら延びてしまいました。
設定というより、乙女ゲーム設定in異世界ルールはがっちりと決めては有りますが、いちいち全部書くのは面倒くさ……ゲフッ、ゲフン。
私は小説を書きたいのであって、ワールド設定集を書きたい訳ではないので、必要な部分を必要だと思う量だけ出したいと思います。
書いていない部分は各自で妄想……じゃなくて、想像して楽しんでください。
まぁ、新たに必要な時が来たら、その都度小出しすると思います。
昨日、会社から帰って来るのが遅かったせいか、脳ミソがまだ止まってる。
文章が死んでてゴメンね。




