↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
229/1310

よっつのこわい

「むつ、どうして力がある事を隠しておこうと思ったんだい?」


「だって…普通とは違うから。お父さんもお母さんも兄さんたちもそんな力ないのに、あたしだけって変だし」


「言いずらかったから、黙ってた?」


「うん、ごめんなさい」


むつはうつ向いて膝をぎゅっと握っていた。


父親はしばらく悩むように、椅子をきしませながら揺らしていたが、すっと立ち上がりむつの前で膝をついて座った。


「謝る事じゃない。いつから気付いてたんだ?」


「中学入った頃から…だから、あんまり家に帰りたくなかった。力の事、知られたくなかったから」


「でも、冬四郎には話したんだろう?だったら、お父さんたちに話してくれても良かったんじゃ…」


むつはぐずぐすと鼻を鼻を鳴らしている。泣いているな、と冬四郎がちらっとむつを見ると父親と目が合った。


「たまたま、見掛けたんだ。夜、むつが知らない婆さんと一緒に火を手に浮かべてるのを。あの頃って、家にも帰って来なくなってた頃だろ?だから放火でもしてんのかと思って、引きずって帰ろうとしたら、むつが渋々力の事を話してくれた。けど、父さんと母さんには言わないでって頼まれてたから」


「そうなのか?」


「うん…家に帰らない時はお婆さん、橘さんって言ってたけど。その人の所に居て力をコントロール出来るように練習付き合って貰ってた」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。