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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

「指輪が抜けない問題もあったね」


祐斗むつはむつ(祐斗)の手を取ると、指輪が抜けるかどうかを試してみた。


「昨日、帰ってから石鹸で試さなかったの?」


颯介に呆れたように聞かれ、二人は顔を見合わせてから頷いた。


「今、試してみる?」


「ですね」


二人は、いそいそとキッチンに入りハンドソープを手に取り、小指につけた。そして、滑りを利用して指輪を抜こうとした。だが抜けはしなかった。


「無理ね…って、あれ?」


祐斗むつはむつの手を取った。


「指輪の色が変わってる」


「そうですか?」


「あ、本当だね。昨日見た時はオレンジ色だったのに、今は青に近い色だね」


祐斗むつと颯介はむつ(祐斗)の小指にはめられている指輪をじっと見た。


「やっぱり、あのおじさん探すしかないかな?」


二人は泡を洗い流した。


「かもしれないですけど…見付からなかった場合は、ずっとこのままですか?」


「それは困る。土日だから良いけど、あたしまた大学で授業聞くなんて嫌よ。…ってより、祐斗今日明日って予定ある?」



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