表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
100/1310

ひとりきり

オフィス内に入ってきた祐斗の頭をむつは、ぱしんと叩いた。だが、それ程痛くはなかった。


「連絡ないから社長ずっと待ってたんだよ。先に挨拶してきな」


すれ違い様にむつに言われ、祐斗はそそくさと山上の前に行った。


「おはよー祐斗。初仕事はどうだった?」


「おはようございます。連絡もせず、ご迷惑おかけしてすみません」


祐斗は本当に申し訳なく、山上にしっかりと頭を下げて謝った。


奥のソファーに西原を促したむつが、キッチンに入りつつその様子をちらっと見た。


「うん、本当にね。久々に徹夜させられたよ」


山上は欠伸をしながら、無精髭をぞりぞりと撫でている。だが、怒る様子はなく細く鋭いはずの目尻には、微かに皺が寄っている。


「何時だとしても連絡しないといけないな。電話じゃなくてもメールくらい手が空いたら打てるよな?俺もむつも、帰ってないし寝てないんだからな。いつ、お前から連絡入るか分からないから。どれだけ心配かけたか分かるな?」


怒鳴られるよりも、優しい言い方の方がこういう時は身に染みて、申し訳なさを感じる。


祐斗は唇を噛み締めて頷いた。


本当に反省してるような祐斗を見て、山上はのっそりと立ち上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ