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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ひとりきり

翌日、祐斗は重たい足取りでよろず屋のドアの前に立っていた。なかなか、開ける勇気が出なかった。


昨日の報告をして、昼から大学に行こうとも思うが、そんな気力はない。どう報告と説明をしようかと、うじうじ悩んでいると、内側からドアが開いた。


「あっ」


昨日と同じ服のむつが立っていた。


「おかえり、何してんのさ?さっさと入りなよ」


開口1番に怒られるかと思ったが、むつは機嫌悪そうでもなく、祐斗に入るように促した。そして、エレベータの方を見た。


「西原先輩も入ってくださいよ」


壁で見えないはずなのに、むつはそこに西原が居るのが分かっていたかのように、声をかけた。


ひょこっと顔を出した西原は、大人しく祐斗の背中を押して中に入った。



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