st.31 改造
「アーティーよぉ〜...俺にゃ今のドーファン扱いづらいぜぇ!どうにかしてくれ!!」
「いきなり何よ!うちのマシンに難癖つけるつもり!?」
「違う違う!俺ってちょっと前まで電気の世界で生きてて魔力なんて使いづらいったらありゃしねぇんだ!頼むから電気で動かせるようにしてくれね?」
「単刀直入に言う。無理!魔力で動かすことを想定して設計してあんのに、まるっきり電気に切り替えるなんてのは無理だから!!人間をゴブリンに変えろって言うのと同じだから!!」
「じゃ、じゃあ銃だけ!銃だけでも変えてくれ!なんか...魔力をエネルギー弾にして飛ばすってイメージが湧かなくて...」
「まぁ...弾を実弾に変えるってのはできるけど...」
「じゃあそれで頼む!実弾ならコンディションに関わらずできるからな...。」
「言っとくけど撃ち出す時に魔力は使うからね!魔法による爆発で弾を飛ばす!!」
「それでもいい!全部魔力ってなるよりは...!」
「わかった了解。じゃあ魔弾銃改造するけど、その間格闘術でも磨いてなさい!全然対処できてなかったじゃないのクラブマン相手に!!」
「いや...でも...あいては軍人...」
「つべこべ言わない!さっさと練習マシンに入れ!!」
「...はい...。」
ーーーーー
「暇だなぁ小川町。」
「そうですねぇ...」
その時、ラジオからマーチが流れ始めた。
『「ディングル放送局です!敵はマジカルアーマーを使い始めましたが、我らの46センチ榴弾砲になす術もありません!戦線は膠着していますが、明日からはマンドルイやポルンオクタスも攻撃に参加する予定です。この2国が攻撃に加わることで、敵国の滅亡は間違いないものになるでしょう!連合軍に加入する国も増えています。このままセンメを駆逐するのは容易いことです!今連合軍の兵士になれば、奨励金3万ダルがもらえます!男よ!立ち上がれ!センメを駆逐するのだ!」』
「はぁー...」
いやぁな気分になっちまったや...
「そういえば...マジカルアーマーってなんなんですかね?」
「せぇーつめいしよぉうっ!!」
「シバさん!?」
「マジカルアーマーとは!簡単にいうと魔力を増大させる装置である!バフをかける呪文てあるでしょ?マジカルアーマーを使うことで効果は絶大!攻撃呪文の威力も上がるし、回復呪文、補助魔法の効果も増幅される!!さぁらぁに!!アーマーだから単純に防御力も上がる!戦場での優れものであぁ〜る!!」
「それよりもバトルマシン使ったほうがいいんじゃ...」
「よく気づいたねエイジちゃぁん!マジカルアーマーとバトルマシンの違いは主に2つある!」
なんか表がでてきた!?
「一つはマジカルアーマーの方が圧倒的に安い!それに整備も楽ちん製造も簡単!それに比べてバトルマシンは作るのも大変だし整備も手間だし一機作るのに100万ダルはくだらない。」
「それじゃあマジカルアーマーの方が?あれ...でもなんでニンゲは使ってないんだ?」
「隊長も着眼点がいいですねぇ!マジカルアーマーは呪文の効果を増幅させるもの!だから、呪文が使えなきゃ効果は無!!だぁけぇどぉ、バトルマシンは魔力を流すのみ!魔法をあまり使えないニンゲ族にとってはバトルマシンの方がメリットが大きいのであぁ〜る!!センメはというと科学力があまり発達してない。だからバトルマシンを作るよりも、得意の魔法で勝負した方が都合がいいのだ!!」
そのままシバさんは満足してキャリアカーに戻って行った。
「なんだったんだ...?一体...。」
ーーーーー
「アスマァ!できたよ!アーティー特製リボルバー式拳銃!!」
「おお!すんげぇかっけぇじゃん!!」
「八発入って連射は秒間一発。二丁しか持ってけないから注意してね?」
「わかったわかった!っていうかこの銃呼び名はどうすんだ?」
「そうだなー、リボルバーキャノンでどう?」
どっかで聞いた名前きたー!
「ま、まあいいんじゃない?」
「とりあえず私の仕事は終わり!一旦試射行ってみたら?」
「そうだなー、今のうちに特訓しとくか...。」
とりあえず発進のため、コクピットに乗り込んだ。
「そういえば、リボルバーキャノンのこの見た目、どっかでみたことあるんだけど...モデルとかあんの?」
「...気のせいじゃない?」
間は!?今の間は一体...!?




