st.24 再会
「ふあ〜...眠い...」
「大丈夫ですか?八坂さん。俺交代しますんで寝てきていいですよ?」
「悪い。ありがたく寝させてもらうよ...」
現在ヴィエントナン出発から26時間、休憩や駅に停車することもなく、淡々と、走り続けている。席を小川町に譲り、軽くシャワーを浴びたらベッドに寝転ぶ。タイマーをセットしてそのまま仮眠についた。
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4時間後
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時間になった。機械が動き出し、シーツの下の空気袋に空気が送られる。
「んあ」
簡単に身支度を終え、機関室に出ると、なんと小川町が大きくイビキをかいて寝ていた!!
「おい起きろ!!」
「ふぁい!?」
「てめぇ小川町!疲れてたのはわかるが寝るとは何事だ!!!」
「す、すみません!!」
「もういい!!代家車に戻って寝てろ!!」
クソッ!危ないところだった...あのままだと生死に関わる事態に...!!
「あ、今シャワー浴びてるの瑛二か。」
「おお佐伯、ちょっと飯作ってくれねぇか?まだ昼食ってねぇんだ。」
「わかりました。おにぎりでも用意しますよ。」
「頼む。」
現在は...もうホワイトガッツ山脈を抜けてマイナーズ盆地を走っている。時刻は午後1時である。
「ふあ〜...」
流石に4時間だときついか...
この列車は寝台列車だが、80時間拘束されることになる。乗客、乗務員共に心身の疲労が凄まじいらしい。だから乗客はあまりおらず、今回車掌の仕事はとても少ないのだ。
「おにぎりとお茶です。」
茶だ。紅茶ではない。緑茶だ。転移者によって持ち込まれた物だそうだ。ああ!お〜いお茶が飲みたい!!これは余談だがお〜いお茶のネーミングは、昭和の時代、「おーいお茶!!」と亭主が叫んだら即出せて、妻が楽できるという意味で名付けられたそうだ。
「佐伯の握り飯は相変わらずでかいな...これ俺の握り拳ぐらいあるじゃないの!」
佐伯はもう戻ったみたいだ...。
「チキショウ!暇だなぁ...。」
そこからは特に何もなく、小川町とは相談の上6時間交代と決まった。食って、寝て、操作して、80時間はダラダラと過ぎていった。
『「皆様大変お疲れ様でした。まもなく、アイランファクトリア、アイランファクトリアです。6時間停車いたします。アイランファクトリアをでますと、終点、ウィッツ・センブルまで停車することはございませんので、ご注意ください。」』
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「そういえばさぁ、今日の3時だな。」
「なにが?」
「ヤサカたちが引き返してくるの。」
「あ!そうだったね!ってかもう2時50分じゃん!?」
「どれ、迎えにいってみるかね。」
ホームに到着した。案内の後に汽笛が聞こえ、ホームに機関車が滑り込んできた。
「お、おわぁぁあぁああぁぁぁ...」
「ギャァァァ!!ゾンビ!!」
「失礼なやつだなぁ...俺だよ...八坂だよ...!」
「お、おお、どうした...?なんかすんげぇ衰弱してるっぽいけど...」
「80時間車内に拘束の辛さがわからんか...!」
「わからなくもない!が、ゾンビにはならないな...」
「とりあえずお疲れ様!ウチらの部屋で休みな!」
「じゃあお言葉に甘えて...というわけにもいかないんだなぁこれが!!この後色々車両の連結とかあるし...。」
「お、おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...」
「ずああぁぁぁぁぁぁぁ...」
「ギィヤァァ!!!ゾンビが二体もぉぉぉ!!!」
「とりあえず酸素!!駅員さん!酸素持ってきて!!」
回復に時間を要するため、作業に少々の遅れが生じることとなった。
佐伯が聞いてきた。
「これからお昼作るけど何食べたい?」
八坂「ナポリタン!!」
小川町「チャーハンで頼む」
アスマ「できればチャーハン!」
アーティー「ランポール(アイランファクトリア伝統のご飯もの)食べたい!!」
「じゃあ...冷やし中華作るね!」
一同「なぜ聞いた!?」




