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異世界旅客鉃道就労録  作者: こめひこ
ライハト地方編
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12/37

st.12 ハプニング

「ったくもーよぉ!オメェらのせいで財布がすっからかんだ!...小遣い使い果たしちまったよぉ...」


「はい!とぅいまてーん!!」


「おいおい小川町よどんな時でもネタに走るという覚悟はあっぱれだしかし!時には誠心誠意謝るというのも大切なのではないのか!?」


 少しの間の後に返事がきた。


「ぶっちゃけいうと八坂さんには謝る必要性を感じないのですわ。はい。」


 わーおちょーぜつ舐められてるー!!


「いや!仮にもだよ!?俺!上司!お前の!」


「機関助士より機関士の方が上という考え方は古いですよ。早く脳みそをアップデートしたらどうです?」


 体全身に矢の刺さる感覚があり、冷や汗が流れた。


「小川町ぃ...漫画表現とかである矢の刺さるやつ...ほんとに感じるんだな...」


「いや...八坂さん...刺さってます...」


 小川町がドン引きの表情を浮かべて言った。


「おうだから、漫画表現とかのが...」


「いやそうじゃなくて、刺さってます。ガチ目に。血も垂れてます。」


 は!?


 急いで頭を撫でてみる。


「あー確かに!刺さってるわー!ウケるー...なわけあるかぁぁぁ!!!」


(見苦しいノリツッコミだ...)


「なんで!?なんで矢!?誰の矢!?」


「あー多分あいつらです。」


 小川町が指差した方向を見ると何体かの弓を持った人骨が、なんということでしょう機関車と()()()()で走っていたのでございます。


「マイン◯ラフトで出てくるやつぅぅぅぅ!?ってかめっちゃはえぇ!!」


「とりあえずシャッター下ろしますね...。ってあれ?閉まんないや。錆びてますね⭐︎」


 ちょぉぉぉぉい!!


「ま!八坂さんなら大丈夫か!」


 大丈夫じゃねぇっつの!!


ーーーーーー

 数分後

ーーーーーー


「やっと...やっとふりきった...」


「崖があって助かりましたね。...っていうかなんでその状態で...」


 体には50をこえる矢が刺さっており、あたり一面血みどろだった。


「その状態で生きられてんです...?ちょっとどころじゃなく引くわぁ...」


「おい、この状態にしたの誰だと思ってるッ...!」


「まあまあ、会津若松で買ったレバーあげますから機嫌直してください。」


「いつのレバーだよ!ガチで死んじまうぞ!ってかそのレバーなんで持ったままなんだよ!!」


 レバーの真相は闇に葬り去られたという...


「まあとりあえず生きていたからよしとしよう。うん。」


「次の駅までは...あ、もうすぐ着きますね。次の駅で病院行きましょ。」


 その時備え付けの電話の呼び鈴が鳴った。


「はいこちらエラール大陸鉄道C57-182...」


『「早急に列車を停止せよ!繰り返す!早急に列車を停止せよ!これは()()である!従わぬ場合武力行使も厭わない!早急に列車を停止せよ!」』


「りょ、了解!列車を停止します!」


 今度はなんだよもぉぉぉ!!


「佐伯聞こえるか!?今から緊急停止するから乗客にそう伝えてくれ!」


『「わかりました!」』


 次の駅、ヤンブルデン駅に到着する直前で列車は停止した。しばらくすると黒服の男が車内に上がり込んできて、剣を向けられてしまった。


「誰だあんたら!?」


「静かにしろ!我々はディングル国境警備隊だ!この列車に間者が紛れていると通報があった!お前たちも間者だろう!?これより連行させていただく!!」


 ・・・は!?


 自称国境警備隊の面々は血まみれの操縦席と矢の刺さった八坂を見て一瞬怖気付いたように見えたが、そんなことは気にもとめていないかのように佐伯含め3人を縄で縛った。

だんだん話が短くなってきましたね。これくらいの長さが多くなりそうです。

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