st.11 甘味良きかな
「「甘いもんいぇーい!!」」
俺たちはユーゲル駅構内の甘味処にきている。
「いやー、まさかこんな世界にも和菓子があるなんてなぁ!」
「ほんっと!団子も大福も久しぶりだと美味しく感じる!」
ここの店では転移者が和菓子を作っているらしい。
「私の和菓子、お気に召しましたか?」
何やら女が寄ってきた。
「あなたは?」
「いや失敬!私、ここでかしをつくらせていただいている、メアリー・ウィリアムズです!」
「アメさん!?なんでこんなとこに!?」
「なんか元の世界でいきなり強い光に目が眩んで気絶して、気づいたらここにいたんですよぉ!」
まるで一緒だな俺たちと...ってか胸デカいな!普通転移後の世界の女の方がデカいだろ!?佐伯も絶壁だし!
「八坂さん...どうかしました?」
「あ、ああ、なんでもない...。」
先ほどからなんか視線を感じると思ったらこのせいかい!
「私アメリカ人ですけど、日本の和菓子が大好きすぎて大学中退して日本に行って、和菓子屋に弟子入りしたんです!...そのせいで洋菓子はできないんですけどね...。」
壮絶な人生ワロタ
「そのかわり和菓子だけは誰よりも上手く作れます!どうぞ今日は楽しんでってくださいね!」
そう言って彼女は厨房に帰った。彼女が見えなくなると、小川町がポツリ。
「彼女、イイナァ...」
間髪入れずに佐伯が殴った。
「ってぇ!何すんだよ佐伯!!」
「あ〜らナイスバディのお姉さんを見て気が弛んでるようでしたので警策がわりに叩いてあげただけですけど?」
「座禅じゃねぇ!ってかおまえよぉ絶壁のくせして!この...ムネタイラ!!」
佐伯が立ち上がって叫んだ
「言ってくれるじゃないの!!」
「はーいやめやめ!大の大人がみっともない!二人とも甘いものでも食って落ち着け!」
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数分後
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「とりあえずここまでの疑問点をあげていこうの会ーいぇーい。」
お、重い!空気が重い!
「こらこら、小川町よ痰を吐き捨てるな。おーい佐伯も唸り声あげるなって。せめてここは穏便にすませて、な?」
仕方がない... このまま進めよう...泣!
「ドラゴンが噛み付いたら車掌車が光った件についてだが...」
「それはもうわかってます。全車両に対物バリア魔法、対魔バリア魔法がかけられています。おい佐伯!このぐらい俺より答えられなきゃなぁ!?しゃ・しょ・う・さ・ん!!」
「ウガルルルルルルル!!!」
もう!もうやめてくれぇぇぇぇ!!!
「え、えーと次は、...様々な人種と意思疎通が取れていることについて...」
一番の謎である。ニンゲ、センメ、アメリカ人...どの人種とも何事もなく会話ができている。おかしい!明らかに!
「それはもうどうでもいいんで次。」
佐伯が言った。
「それもそうだな!!」
さて次!
「魔物っぽい魔物に2回しか会っていない!おかしい!こういう世界っていっぱい出くわすもんだろ!?」
「なーに言ってんですかやーさかさーん。平和が一番に決まってるじゃないですか。」
「小川町、お前の意見には同意するが同意しない!もっとスリルを味わいたい!お前もそうだったろう!?」
「八坂さんこそ!平和が一番って言ってたじゃないすか!」
「「もしかして俺たち...入れ替わってるーーーーー!?(意見が)」」
「ということは置いといて...そろそろ仕事だ!汽車に戻るぞー。」
よく見ると佐伯横には堆く積まれた皿と、長〜い伝票を持ってニコニコ笑うメアリーが...。最後の方喋ってないと思ったら...!
「お、俺先戻ってトイレ行くわぁ...」
去ろうとすると、腕を掴まれる。振り返るとニコニコ笑う二人の姿。
「あ、や、やめろ...やめてくれぇぇぇぇぇ...!!!」
結果、1万ダルを払うこととなった...。
財布が軽くなって素早さが1上がったそうです。よかったね!八坂!
八坂:よかぁねぇ!!




