↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地獄の底の鬼嫁生活:人間を捨てた少女は、最凶の鬼に愛を知る  作者: 凪塩 未来


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/45

第三章 第34話:神獣の撃破と門の起動

第三章第34話をご覧いただきありがとうございます。

はじまりの門を守る古代の神獣型ガーディアンと、ガルドの圧倒的な激突を描くエピソードです。家族が見守る中、最強の鬼人の王が放つ一撃と、ついに動き出す古代の門の神秘をお楽しみください!

純白の魔導鉱石で形作られた神獣型古代ガーディアンが、その巨大な翼を大きく羽ばたかせた。

周囲の空間を切り裂くような高周波の魔力弾が、一斉にガルドめがけて降り注ぐ。それは普通の人間であれば一瞬で消し飛ぶほどの破壊力だった。


だが、ガルドは一歩も引かなかった。

「小細工を……!」

ガルドが腕を振るっただけで、放たれた魔力弾の嵐はまるで紙吹雪のように霧散し、彼の巨体は一瞬にして神獣の懐へと飛び込んでいた。その拳に宿るのは、深層の王として、そして家族を守る父としての限界を超えた怒涛の覇気だった。


ゴウンッ!! と、峡谷全体が揺らぐほどの凄まじい衝撃波が爆発した。

ガルドの渾身の一撃が神獣の硬質な胸部を直撃し、純白の装甲に巨大な亀裂が走る。守護者はたまらず後退りしたが、ガルドは追撃の手を緩めない。連続する漆黒の魔力爪が神獣の巨体を容赦なく引き裂き、ついにその核となる心臓部を鮮やかに貫き通した。


ガィィィ……ン……ッ! と、長い沈黙を守ってきた古代の守護者が重々しい断末魔の光を放ち、その巨大な体躯はガシャガシャと音を立てながら崩れ落ち、砂埃の中に消えていった。


「……さすが、ですね……」

安全な物陰から震えながら戦いを見ていたセフィルは、あまりの圧倒的な戦闘力にただ呆然と呟くしかかった。

由香は呆れたように肩をすくめつつも、満足げな笑みを浮かべた。

「まったく、いつ見ても派手なこと。……ねえ、ガルド、怪我はない?」

「私に傷を負わせるような代物ではない。それよりも……門を見てみろ」


ガルドが顎で示した先。

神獣が倒されたことで、これまで固く閉ざされていた「はじまりの門」の巨大な魔力陣が、まるで命を吹き込まれたかのように眩い青白い光を放ち始めた。


ゴゴゴゴゴ……と、数千年の時を超えて、重い石の扉がゆっくりと内側へと開き始める。

門の向こう側に広がっていたのは、暗い峡谷とは打って変わって、どこまでも澄み渡る美しい光の海と、未知の世界へ続く黄金色の通路だった。


「開いた……! これが、外縁の世界のさらに先へと繋がる『はじまりの門』の本当の姿……!」

セフィルは興奮のあまり眼鏡を押し上げながら叫んだ。

由香はアルドをしっかりと抱きしめ、その眩い光を見つめながら、隣に立つガルドの手をそっと握りしめた。

「ねえ、ガルド。この門の向こうには、どんな世界が待っているのかしらね」


ガルドはその手をしっかりと握り返し、まっすぐに前を見据えた。

「どこへ行こうとも関係ない。我が家族が進む道こそが、我らの新しい世界だ」


門の向こう側から吹き抜けてきた温かい風が、三人の髪を優しく揺らす。

強大な試練を乗り越えた最強の家族は、新しい未来へと続く扉の向こうへ、一歩を踏み出そうとしていた。

第三章第34話「神獣の撃破と門の起動」をお読みいただき、ありがとうございます!


神獣型ガーディアンをガルドが圧倒的な力で撃破し、ついに「はじまりの門」が起動して未知の世界への扉が開く感動の展開を描きました。ついに新たな世界へ足を踏み出す次回、どんな出会いが待っているのか――!

そして次回、第35話では、門をくぐった家族がたどり着いた「新しい世界」の最初の街で、予想外の賑わいと新たなストーリーの幕開けを迎える展開に突入します……!


「ガルドパパの戦闘やっぱり最高にかっこいい!」「ついに門が開いて次から新しい世界編とかワクワクが止まらない!」と思っていただけましたら、ぜひブックマークや評価、いいねをよろしくお願いいたします!

それでは、第35話でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。