困惑の中で
第40話目です。
今回は少しだけ短いです。
鎧の男は困惑していた
この洗脳術で洗脳できなかった種族なんてあまりいなかったからだ。だがしかし現実はどうだ・・・目の前のインビジは全くと言っていいほどに聞いている素振りがない。
これは鎧の男からしてみれば完全に予想外であった。
だがすぐに我に返った、なぜならこの状況をどう説明すればいいか考える必要があったからだ。鎧の男は白状するにはいかなかった・・・自白すれば彼の計画はパーとなりて、台無しになるからだ。
だから鎧の男は嘘をつく必要があったのだ。
インビジ「・・・今のはなんですか?」
鎧の男「・・・すまない、ちょっとした催眠治療ってやつを・・・悪魔のささやきとでもいうのか?ついやってしまったのだ。許してくれ」
執事(それは少々無理があるのでは?)
インビジ「・・・・・・・」
「まぁいいですよ」
執事(いいんだ!?)
インビジはどこか納得?している様子であった。今のインビジは別に対して魔法に精通しているわけでもないのでまぁいいのかなとは思うだろう・・・だが鎧の男はどこか安心しきっていない様子であった。
鎧の男(・・・何とか騙せたが彼は後に魔法を理解することだろう・・・そうなってしまえば誰も彼の前で嘘をつくことはできないだろうしな、少なくとも彼とは敵対するべきではない・・・敵対すればあの時のような悲劇が繰り返されるからだ。少なくとも俺はいやだね)
何を隠そう、この鎧の男の正体はインビジが前世の時にで出会っていたとされる『テックス』だったからだ。
彼は他のみんながあのパーティ崩壊の一因となったあのチャラ男の言いなりにしかならなかった・・・だがテックスだけは違うようでチャラ男には元から付き合うことをしなかったのでインビジの冤罪を唯一信じてくれていた。
しかし、他のパーティーメンバーからはゴミのような目で見られ結果的に言えば、追放されたのだ・・・
そして追放された土地で静かに暮らすしかない彼はそこでインビジの訃報を聞いたのであった・・・
彼は不老長寿でもあるので今でもこうやって生きているのだ。
テックス(・・・だから俺はこのくそったれな世界でもインビジの味方でいようと思う。他の仲間は・・・仲間とは言えないか、今知っているのはミルクとフェンリル・・・この二人は今は最高峰の刑務所である『アンダーグランド・刑務所』にいるとされているが・・・まぁ考えるだけ野暮としようか・・・)
「すまんな、紅茶のお代わりでも?」
インビジ「あぁいえ・・・気使いなく・・・・・・挨拶をしに来ただけなので・・・」
テックス「そうか・・・」
インビジは紅茶をさっと飲み干した。インビジはあることを聞くのであった。
インビジ「・・・失礼ですが、名前の方を聞いてよろしいですか?」
テックス「・・・■■■■」
執事「■■■■です」
インビジ(・・・?やっぱり名前だけがモザイクがかかったように聞き取れなくなっている・・・何とかして消せないかな、これ)
テックス「何か問題でも?」
インビジ「いえ、大丈夫です・・・どうもありがとうございました。」
インビジは立ち上がった、ここを立ち去って家に帰るために・・・鎧の男ことテックスが執事を呼ぶのであった。
テックス「・・・執事、出入り口まで案内してやれ」
執事「了解しました」
執事は言われるがままにインビジを出入り口にまで案内した。
インビジは出入り口に案内されて扉を開けたのであった・・・
インビジ「そ、それじゃ・・・お茶おいしかったです。」
執事「それはよかったです、それではお元気で?」
そうしてインビジは屋敷を後にしたのであった・・・
・・・
それを見たテックスは執事に命令するのであった。
テックス「・・・■■■■よ」
執事「はい、なんでしょうか?」
テックス「インビジを監視しろ、徹底的にな」
執事「了解しました」
インビジは家に帰るとき、あるものを見つけたのであった。
それは王国が貼ったものであり、インビジが見たことある顔だった・・・
『グランツ王子行方不明 見つけた方は王国まで』
インビジ「・・・あれ?こいつ・・・さっきの?」




