不吉な転入者
第38話目です。
ここからは新章『不吉な転入者編』が始まります。
インビジ「・・・・・・zzZ」
『The.drug』の件から三日程過ぎたこと・・・・・・彼は寝ていたのであった。相当疲れていたようで外の光が明るくなってきたときでさえもかなり熟睡していた・・・
そんな彼の耳元で大きい音が鳴り響く
ーーーカンカンカン!!!!
インビジ「わぁ!!?」
インビジの母「起きてーーー!!!朝よーーー!!!!」
インビジはもちろんのこと、起き上がる。横には母親がいた・・・
インビジの母「もう・・・いつまで寝てるの?もう朝ごはん出来てるから、さっさと食べなさいよ?」
インビジ「あぁ・・・分かったから、今行くよ・・・はぁ心臓に悪い・・・・・・」
インビジの母「休日だからって寝すぎよ、インビジ・・・なんならもっと鳴らしてもいいのよ?愛の鞭ってね?」
インビジ「ごめんって・・・勘弁して!?」
インビジは咄嗟にベッドから出て、せっせと階段を下りるのであった。
テーブルの上には母親が作ってくれた料理が並べられている・・・
インビジ「・・・先に歯磨きか」
インビジはそういうと、顔を洗って歯を磨くことにした・・・
新聞があったので手に取ってみてみる・・・するとそこには『The.drug』がしばらく営業禁止になったニュースでいっぱいになっていた・・・インビジはそれを見て、あの時の事を思い出し安堵した一方でどこか申し訳なさを感じていた。
インビジ「あそこがつぶれたのか・・・まぁ裏エリアがあったから潰れたのはまぁ英断だっただろうな・・・でもなんか申し訳ないな。あそこをただ利用していた人はただ単に被害者だっただろうし」
インビジの母「ん?何か言ったかしら?」
インビジ「んあ!?あ、あぁ!!?なんでもないよ!?ちょっと独り言が聞こえていたのね!?うん!?」
(はー・・・危なかった。ただでさえお母さんとお父さんにはこのことを話していないというのに・・・・・・・)
インビジは『The.drug』の件は完全に秘密にしていた。なぜなら、あの件をうっかりでも漏洩でもしたら絶対質問攻めされる未来しか見えないからだ。
インビジ(・・・とりあえず、このことは絶対言わないようにしよう・・・ばれたらなんて言われるか分からないし)
インビジはこのことを他言無用として処理することに決めた。グランツの方は・・・性格的にお茶会の出汁にして言いそうなものであるが・・・まぁあまり言わなさそうなものだなと感じていた。
・・・
インビジ「はむっ・・・」
インビジは朝ごはんを食っていた。シンプルにトーストに目玉焼きにサラダである。
インビジ(はぁ・・・前世ではこういう朝食を食べることなんて無かったなぁ・・・基本雑穀だった気はするよ)
インビジは前世の食事風景の事を思い出すと、少し悲しい気分になったが今は今、昔は昔として割り切ってはいたのですぐに立ち直った。そこにインビジの母親が彼に聞くのであった。
インビジの母「・・・ねぇ、インビジ?知ってるかしら?この街にて新しく入ってきた住人さんが来たということ」
インビジ「住人?」
インビジの母「そうなの、確か名前は・・・■■■さんd・・・・・・あれ?なんか私・・・変な気がしたような感じがしたけど、気のせいだよね?」
インビジ「・・・?」
インビジと母親は何か違和感を感じていた。それが何であったかよくわからなかったが、何かが良くない感じがしたのだ。
インビジ「・・・ごちそうさまでしたっと、とりあえずその住人さんに挨拶しに行ってくるよ。場所はどこにある?」
インビジの母「○○一等地のエリアよ、地図を渡すからマップを見て行ってらっしゃい」
インビジ「ありがとう、じゃあ行ってくるね」
インビジ「いってらっしゃい」
インビジは外に出た、その新しく入ってきた住人に会いに行くのはそうであるが、もう一つ理由はあった・・・
それはさっきの違和感の正体を考えるためでもある・・・だが違和感だけでは真相にたどり着けない・・・・・・
インビジ(なんだ・・・?この違和感は・・・?何が可笑しいんだ?一体・・・?だめだ、情報が少なすぎる・・・外部か?またフェンリルとかミルクみたいな感じの奴が何かしらのジャミングを行っているのか?・・・いや、前世のパーティーを見た感じ、そんな奴はいなかったような気はするような・・・)
(・・・さっぱりわからん。っていうかなんで違和感を感じ取っているんだ?)
インビジはなんで違和感を感じてるのかさっぱり分かっていなかったのだ。確かにここに感じているのだ。でもそれがはっきりしない以上・・・これ以上追求することは出来なかった。
そう考えていると、マップで見た通りの目的地にたどり着いた・・・目の前にあったのは一つの家であった。
インビジ「・・・ここであってるよな?しかし自分が住んでいる家よりでかいな・・・■■■■の家には行ったことないけどそれぐらいはありsーーーあれれ?」
インビジはまた違和感を感じ取ってしまった。今度ははっきりとした・・・名前を言おうとしたらなんかモザイクがかかっているように感じたということだ・・・
だがそのモザイクがかかったところに何が入ったかが鮮明に思い出せないのだ・・・
インビジ「なんだ・・・?何がどうなっている・・・???」
少し頭を抱えると、扉が開かれた。そこにいたのは白髪の男性であり執事のように見えた。
だがそいつを見てどこか見覚えのある感じがしたのだ。
インビジ「・・・どこかであった?」
執事「・・・?いえ、何も知り得ませんが・・・ご主人様に用ですか?どうぞ、お入りください」
???「ようやく来たか、インビジ・・・ここまで来るのに長かった・・・・・・」
「まぁちょっと記憶を改変してるだろうが、問題ない・・・あぁそうだ、すぐに思い出させるのもあれだ。少し様子を見ることにしよう」




