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番外編 彼がどうして彼女たちと出会うことになったのか(中編)

第36話目です。


辛いことあると酒に溺れがち?

翌日の事だった、魔物による犠牲は無しで村は救われたという報道新聞がなされていた。



だがしかし、あの勇者たちによる巻き込み事故?はどういうわけか報道されることはなかったのだ・・・




生き残った村長はインビジに『やつらは己の利益を優先し、守るべき民の命を心の中では軽蔑しているのだ』とそう発言し、姿をくらませることとなった。



しかし、その村長は直ぐに発見されることとなった・・・自宅で首を吊って・・・・・・近くには遺書らしきものもみつかっており、『もうここは駄目だ、私は村長としてこれからもやっていく自信がない。迷惑をかけてスマナカッタ』と




それを知ってしまった残りの生き残った住民たちは『ここはもうだめだ』と悟ってしまったのか皆村を捨てる選択をとったのだ。





インビジは心のどこかで納得しているわけでは無かったが、それは皆も同じであった・・・でもあの勇者たちが戦いの際に農作物どころか農作物を育てる際の土壌すらもダメにしたのでここにいては飢え死にするだけであったから、否が応でも離れるしか選択肢はない。





皆は悔し涙を必死にこらえて去っていった。インビジも同じであった・・・・・・






そうしてかつてインビジが産まれ育った村は一晩にて廃村となる運命をたどったのであった・・・・・・






・・・





インビジ「・・・・・・」






その後、生き残ったインビジは『フォルティス・カンパニー』が賠償請求ということで大金をいただいたわけだが無論それで立ち直れるほどインビジは馬鹿じゃない。なんならそこまでクズではない・・・




彼の心は晴れぬまま城下町にてただ抜け殻のように生きてしまっていた。





何をするにしても何も満たされることはなく、ただ孤独を紛らわそうとするがためにその時は16歳であったにも関わらず未成年飲酒をしていたのであった・・・俗に言うアルコール依存症を患ってしまった。






だがそんなものは一時的なものでしかない・・・





復讐に囚われていても力の差という物があるからか、最初はやっていたもののすぐさまに返り討ちにされて相手にされていないことに気が付いて気が付けばどこか勝手に諦めていたのであった。






そんな自分でも『終わってる』と思ってしまっていた、そんな時の事である・・・





・・・





彼はいつものように酒場にやってきていた時の事である。




店主「・・・あんた、それ何杯目なのよ?急性アルコール中毒になってしまうから止めときなって」




インビジ「うるさいよ・・・こうでもしないと心の傷は治んないんだ・・・・・・」





店主「・・・一時的に忘れられるの間違いだろ」(容赦ない追い打ち)





インビジ「やかましい!!!!」







周りには誰もいないようなその状況で、インビジはただ一人、悲しみに暮れるように酒をぐびぐびと飲みまくっていた



店主にそれを指摘されても、彼はお構いなしにただ飲んではくたびれかけているようになっていた。






すると、そこに一人の客が訪れたのであった・・・






「・・・すみませーん、コッチお酒を・・・・・・」





店主「あぁ、いらっしゃい・・・奥側のカウンター席にどうぞ」






インビジ「・・・・・・」






インビジは見慣れない女だと思いながらも自分には関係ない話だと思っていたため無視をしていた。



だがその女はどういうわけかインビジを見てどういうわけか隣に座るのであった・・・






店主「あれ?奥空いて・・・」




「あ、いいんですよ。気にしないでください」






そういうと女はインビジに声をかけるのであった




「すいませーん、大丈夫ですか?」





インビジ「・・・誰だよ」





「私は別に名乗るほどの者じゃないですよ・・・ただ貴方が少し心配なだけですよ?そんなに飲んでは体に障りますよ?」





インビジ「・・・余計なお世話だ!!!」





インビジは酔っぱらっているのもあるが、彼女に対して攻撃をするのであった。


だが一瞬であった・・・彼は何と一方的に取り押さえられたのである・・・





インビジ「な、何をする・・・!?放せ!!!」





「・・・ちょっと頭に血が上っていますね・・・・・・すいません、店主さん。こいつちょっと預かっておきますね。」





店主「正気か?この酔っぱらいを?預かって一体何をするつもりだ?」





「私のパーティーに招待するんです。この人にはいい潜在能力が秘められています・・・」






インビジ「潜在能力だぁ?・・・何を抜かしたことを・・・・・・・」






「少なくとも、ここで飲んだくれているよりかはずっとましですよ?とりあえず、私のいるパーティーに連れていきますね」






インビジ「・・・誰なんだよ、お前は?」






ミルク「私の名前?・・・ミルクと言います。今は御覧の通り、ヒーラーやっておりますのでご理解を・・・」







後の展開に置いてインビジはそれが一件最高のようで最悪の展開になろうとは思いもしなかったのである。






『フォルティス・カンパニー』 その2




そんな悪徳業者な会社ではあるが、それなりに大きいのはやはり財力あってのものである。



というのもトップの人は資産家であり、この会社を建てた理由も要するに『単なる思い付きでしかない』からである・・・





もし勇者側が不正を働いてしまったとしても、損害賠償を支払えば問題ないと考えているのだ。


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