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瞬殺

第28話目です


敵キャラサイドにストーリーあるのなんかいいよね

(数十分ほど前のこと・・・)




「・・・・・・おい!!レオン!!!いないのか」




レオン「・・・ここに、そして今二人を発見したという情報が部下を通じて通達されました」




「何!!それは本当か?ならば今すぐにでもここに連れてまいれ!!!だが生け捕りにはしろよ・・・さもなくばギロチンだ!!!」






レオン「・・・御意」






・・・




レオンがインビジとグランツの生け捕りに出ようとしたとき、一人の部下がレオンの元に駆け寄ってきた


そいつは身長156cmの少々、小柄な感じの男性であったが実はそいつはレオンに支える古株の部下であり実力派でもあった。




どうやら、レオンたちは大金を報酬として一時的に雇われているみたいだが、何やら相当な問題を抱えているタイプの職場だと一瞬で見抜いていた。





一応、部下の名前を言っておくと『パンサー』である。






パンサー「・・・レオン隊長、あの雇い主の命令に無理に従わなくても・・・」




レオン「・・・分かってる、だがやらなければ俺たちはまとめて飢え死にするだけだ。やりたくないなら辞退すればいい・・・誰も文句は言わないだろうが・・・」




パンサー「隊長・・・!!」




パンサーの心配をよそにレオンはいってしまったのであった・・・







・・・





そして今・・・インビジのその目の前にはフェンリルとレオンがいる



インビジからしてみればレオンはよくわからないため少し、心配していた・・・





インビジ(・・・まぁ、ぶっちゃけフェンリルはどうにでもなるな。うん・・・だけど問題は・・・・・・この男だな・・・ぶっちゃけ実力なんてわからんしなぁ・・・)




レオン「・・・お前、元をたどれば男だっただろ?」




インビジ「・・・!!何故それを・・・?言った覚えはないんだけど」





フェンリル「!!?」





レオン「・・・動きだ、先ほどの戦闘を少し遠くから見てもらったがまるで『女性の身体』に慣れて無いような少々ぎこちない動きをしていた。男に戻るのであればぎこちなさは解消されるのだろうな・・・」




インビジ(こいつ・・・観察眼は高いようだ、一筋縄ではいかないな)





フェンリル「・・・」






インビジはレオンを「ただの敵ではない」と感じて戦闘態勢をとった



その時であった・・・




ーーーーーーードンッ!!!




「「「・・!!」」」





数メートル離れた先で大きな音が響いたと思いきや、急に竜巻が出現したのであった



インビジはそれを見て確信した






インビジ「・・・グランツ」





レオン「・・・」





・・・





(数分前・・・)





盗賊A「・・・ふん、少しはやるようだがこの大勢の人数に勝てると思ってるのかぁ!!!」




盗賊C「こうなりゃ無理やりにでも手足ぐらいは切り落として肉ダルマにしてやらぁ!!!!」




グランツ「・・・下劣な野郎どもだ」





その時、路地裏ではたくさんのレオンの部下と思われる盗賊たちがグランツを囲んでいた・・・その数は12人ほど




普通であればこの数は制しきれないと思うだろうがグランツは違う・・・インビジに負けたことがあるとはいえ実力者であるのだ。






盗賊B「・・・ふん、さっきのはまぐれだろう。だが一斉にかかればそんなまぐれ通用するとでも・・・」





グランツ「(かちんっ)」





グランツはカチンと来てしまったらしい



彼女(彼)は実はこう見えてストイックな人物である・・・それ故に自分で気づき上げた実力を『ただの運』として片づけられるのはプライドが許さないのである。





グランツ「・・・じゃあ運ではないということを証明してやる」





風刃かまいたち





ーーーズババババババッ!!!!





盗賊A「何っ!?」






グランツは地面に剣を突き刺すとそこを中心に台風を発生させるように風の刃を出現させた



建物には亀裂が入り鉄柱に関してはまさかのウォーターカッターで切断されたかのように切れていく・・・





当然、なんも身体強化等をされていない彼らからしてみれば避けるのも至難の業となっていく・・・






ーーーズパァン!!!






盗賊C「ぐわぁ!?あ、足がぁ!!!」





盗賊B「あ・・・あぁ!?ち、畜生・・・!!俺の両腕を豆腐の様に斬りやがって!!!」







グランツ「・・・ふん、盗賊とあろうお方が手足切断されたら、元も子もないんじゃないの?」(煽るように)





盗賊E「ふ、ふざけやがって阿婆擦れがぁ!!!」







その時、盗賊たちは毒入りの飛び道具(吹き矢 投げナイフ)を使った




だがそれはグランツからしてあまりに遅いものであった。






グランツ「・・・間に合うな、これは」





雷嵐サンダー・ストーム






盗賊たち「わぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!???」







盗賊たちは嵐の中で吹っ飛ばされていき、戦闘不能となっていった・・・ようするに部下たちは全滅したのだ。




・・・



(そして今現在・・・)





路地裏の方を見た時、そこには無傷のグランツが現れたのだ




グランツ「・・・お前がリーダー格かい?部下たちは片付けさせてもらったよ」



レオン「・・・ほぅ、俺の部下を・・・」




この場においてグランツとインビジVSフェンリルとレオンといった構図となったのだ



これにはグランツは勝ちを確信したのだ





グランツ(・・・良し、インビジがいればこの勝負は勝てるぞ!!後はゆっくりと性別を元に戻すポーションを探すだけーーー)





だがしかし、それは悠長な判断であった。






―――ドガッ!!





グランツ「・・・が・・・・・・・・はぁ!?」





そうレオンがグランツには反応できないスピードでグランツの腹を蹴り上げたのだ



50メートルほどふっ飛ばされ、気絶してしまった・・・






グランツ「が、がぁ・・・!?」






インビジ「グランツ!!」







その時、レオンはまるで獲物を見るような眼でインビジを見たのだ







レオン「・・・俺は金の為にここに来た。何故か分かるか?それは貧困にあえいでいた部下共を食わせるためだ。悪いがここからは本気で行かせてもらうぞ」





そういうとレオンは手に炎のようなオーラを出すのであった。







(一方そのころフェンリルはというと・・・)




フェンリル「・・・男?元は男だったのね!!インビジ!!!ふふふ・・・元に戻った時が楽しみねぇ❤」




楽しみの感覚が明後日の方向に行っていた。




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