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番外 ヘンリー

 父と叔父の本が出版された。

 僕と兄とママのことなんてわからないだろうと思ったら、わかったらしく記者たちは僕を追い回した。

 僕と兄は仲良くヒーローになったが、やり方が少しひどいので、ダーティーヒーローだとかアンチヒーローだとか呼ばれている。だけど、父と母に似たこの顔とスタイルのおかげで、それは総じて「かっこいい」になっている。顔がいいって本当にいいことだと思う。叔父と父の日記にはどっちにも「本当に顔がいいって便利」と書いてあった。

 僕もつくづくそう思う。

 兄は父と叔父とは血が繋がっていないが、ちっともそう思えない。誰よりも兄は父と叔父にそっくりだった。探偵のアルも兄の方が似てると言っていた。兄は「当たり前だろ。俺が一番二人と接してたんだから」と胸を張った。

 僕らももういい年で二人とも60歳あたりだ。今じゃ子供がしっかり巣立っているが、ヒーローごっこは終わっていない。

 ママはもうとっくになくなっていて、この騒動に巻き込まれないでよかったと思う。

 記者は思った以上にしつこくて、特にヒーローマガジンがうちで雇ってたんだからとしつこかった。思わず「それじゃあ、エドワードとアレックス兄弟みたいに、君たちに弾丸を浴びせてもいいんだよ」と言ってしまった。

 日記から知るところによると、13人いたらしい。今でもそのことは記者たちの間で戒めのようになっている。

 兄は取材には答えないつもりらしく中指を立てて「頭ブチ抜くぞ」とだけ言った。

 僕らは、ママが死んで子供も巣立ったので、再びあの二人の家に戻った。ママはずっとこの家で生活していた。時々、アレックスの手紙を見てはほほ笑んでいた。写真たてには、あのクリスマスの日に撮ってもらった写真が飾ってある。

「なあ、ヘンリー」と兄が言う。

「なに?」

「テレビ見てみ」

 なにか面倒ごとに違いないと思って見てみると、僕らと叔父と父の比較が始まっていた。

「なんだよこれ! 今すぐ電話して、今、すぐ!」

「そうカッカするなって、もうしたから」

「したの?!」

「そうそう、見ててみ」と兄はニコニコしながらテレビを見てコーヒーをすすっている。

 じっと見ていると、アナウンサーから兄からのメッセージだと読み上げる。

「今すぐやめないとカチコミに行くぞ。エドワードとアレックス兄弟と俺たち兄弟を比較してんじゃねえ、クーズ! だそうです……」

 兄はテレビの空気を見て、ゲラゲラ笑った。

 俺は兄に向かって「ダメだよ、こんなんじゃ」と言った。

 兄は不思議そうな顔して「やっぱり大人げないかあ」と言った。

「そうじゃないよ。カチコミに行くぞまではいいけど、その後だよ。マシンガン持って放送事故寸前のことするぞっていわなきゃ。とりあえず、カチコミに行こう、兄さん」

 兄はにっこり笑って「やっぱりヘンリーは賢いなあ」と言った。

 本当は兄の方が賢いしかっこいいんだけど。

 兄はあの二人が言って書き残した通り、とてもいい男になった。今じゃ抱かれたい男ナンバーワンに常に輝いている。道をあるけば、黄色い声が兄に向かっていく。

 僕の場合は、黄色い声もあるが、男からの声もある。兄はそれを聞くと「アレックスとエドワードの血だな」と言って僕の頭を撫でる。兄はいつまでたっても兄貴面をする。

 僕らも父や叔父みたいな噂を書かれたこともあるが、あまり気にしなかったし、好きな子だっていたし、普通に結婚した。兄弟同士にちちくりあう? バカか。

 テレビ局にカチコミに行くと、本当に来るとは思わなかったディレクターだのプロデューサーだのが慌てて、俺たちと取り抑えようとしたが、難なくかわす。

 こちとら、なんの能力もないけど、ここまでヒーローとしてのし上がってきたんだよ。大人数だからって抑え込めるかっての。

 兄はテレビカメラを自分の方に向けて「あのなあ、はっきりと俺と弟が息子だの甥だのって言ったか? 言ってねえだろ。なあ、俺たち、これでもヒーローだぜ? そんなのの父と叔父があの稀代のヴィランだって、冗談もよしてくれよ。これ以上、この報道するんだったら、出るとこ出てもいいんだぜ、こういう形で!」と叫んだ。

 僕はカメラを撃ち抜いた。カメラからは火花が散った。

 兄は僕の頭を殴って、他のカメラをこちらに向けさせた。

「あんたらはいいよな。それが仕事だ。楽しいんだろう。それこそ正義と思ってるんだろう。でもな、あんたらのやってることはクズだ。人には誰しも暴かれたくないもの、勝手に捏造されたら嫌なものがある。そういうのを考えずに引きずり出すって、あんたらヴィランよりもよっぽど質の悪いヴィランだぜ。俺たちがあんたらをあの13人やられた事件みたいにしないのはな、俺たちがこれでもヒーローだからだよ。そうじゃなかったら、今頃お陀仏だぞ!」

「兄さん」

「なんだよ」

「あのねえ、なんで兄さんは真面目に説教をするの? どうせわからないのに」

「わかるかもしれないだろ」

「こういう時は力でねじ伏せた方がすぐに収まるよ。ひとりだ。ひとりやれば、ヒーローだろうと人間だってわかるよ。清廉潔白なのなんか人間じゃない。僕は人間だ。兄さんだってそうだ。あんたらだってそうだ。犬ってのはしっかり躾るのが一番いい。会社の犬って意味じゃそうだろう? 言っとくが、僕はね、兄さんよりも短気なんだ」

「ヘンリー、ママが悲しむだろ。これで獄中なんか入れられたらたまったもんじゃないぜ。前科持ちのヒーローってなんだよ」

「うん」

「とにかく、報道系もマガジンもそろそろ黙ってくれないか、出版したアルは病気なんだぜ。静かにしておいてくれよ。病人の心臓を掴むのが好きなら、あんたらが本当のヴィランだぜ。行こう、ヘンリー。こんな奴ら、なにかをしてやる価値もない」

「兄さん、そこまで怒らないでよ。仕事らしいんだし」

「仕事でも、やっていいことと悪いことがあるだろう!」

 兄さんは怒っていた。

 そりゃそうだ。今まで頑張って築き上げていたものが、おじゃんだ。確かに間違った報道や追悼もあったけれど、父や叔父を貶めるものではなかった。彼らは恨まれて当然でそうあるべきだ。彼らの普段を知っていたりするのは近しいものだけでいいと思っていた。

 ママが死んでから、アルが出版したいというので、僕らはもちろん頷いた。

 アルはずっと二人が死んでからふさぎ込んでいた。ヒーローらしい仕事はしないで物書きになってしまったくらいだ。

 僕らは、アルの気持ちが晴れるならばと頷いた。どんな内容でもいいと思っていた。

 手記も読ませてもらった。別に悪いものではないと思った。僕らのことなんて幼少の頃だからわからないだろうと思っていた。

 だが、そんなこともなかったのだ。

 現役のヒーローがヴィランと親戚で面白がっているのだ。

 そんな風に父と叔父を使って欲しくない。彼らは、死んでも孤高であってほしいし、怖がられていてほしい。

 兄は僕に「昔な、エドワードは俺は世界になるんだって言ってた。概念になれば世界になれるって。なったな」と笑いかけた。嬉しそうな顔だった。

 父は、アレックスはエドワードをその世界にさせたかったんだと思う。刻み込みたかったんだと思う。僕らは星にならなれるだろうけど、二人みたいにはなれない。

 僕らはテレビ局を出た後、アルのいる病院に向かった。

 アルは病気だ。心臓のだそうだ。

「多分、あいつらに掴まれちまったのが、今になって出てきてるんだよ」と笑っていた。病気になったのは悔しくともなんともないらしい。

 病室にいるアルが、僕たちの姿を認めると「すまない、こんな騒動になっちまって」と謝った。

「いいんだ、アル。きにすることないさ。あれだけでバレるっていうのがすごいんだよ。幼少の話なんてちょっとしかしてないのにさ」

「そうだよ。あの二人がすごいからこんなことになってるだけ、アルは気にしなくていいんだよ」

 アルは背中を丸めて、でもなあ、と呟いた。

「二人の残した子供に……」

「いいんだよ。アレックスの子供は僕と兄さんの二人だけど、エドワードにだって子供がいたんだ。しかも二人ね。だから、気にすることないさ。きっと、その二人も薄々気づいてるだろうしね。アルはちゃんと立派なことをしたんだよ」

「そうだぜ。アレックスとエドワードなら、あの報道は笑って済ませてるさ。それに、手記だって、多分出版して欲しくて物語調にしてたんだよ。誤解されて行くだろうって思ったから、きっとね。それに俺たちだって、いつか死んだら、手紙とか日記とか渡すつもりだしさ」

「手紙と日記を?」

「補足にくらいなるだろ? 今、博物館ができてるっていうんだ。彼らのものを集めてるらしいけど、それは全部俺たちがもらっちまったし、ジャケットも靴も渡す気はない。でも、手紙と日記ならいいんだ。いやってくらい読んだし」

「そうそう。だから、アルは間違ってないよ。これで良かったんだよ」

「そうかな?」

「そうさ」と兄は笑った。

「俺、ずっと二人に申し訳ないと思ってたんだ。ヒーローとして当たり前だろって押し付けがましくさ。二人は確かに悪人だった。人の命をどれほど奪ってきたかわからない。それくらい悪いやつだ。でも、でもなあ、実際の二人を知ってると、どうも申し訳なくて」

 兄はアルのしわくちゃな手を取った。僕らの手もシワはできていっている。イケオジだのなんだのと言われているが、昔ほどじゃない。

 あの若々しく輝いていた日々と同じではない。

 アルは兄の顔を見て、僕の顔を見て「ああ、お前らは本当にあの二人に似てるよ」と笑った。

「アル、俺たちなら大丈夫。なんにも心配しなくていい。大丈夫だよ。アルのやったことなんて些細なことさ、そうだろう?」

「そうだよ。どうせバレようがなんだろうが黙ってりゃいいだけだもん。死んだらおしまい。でしょう? 後のことは後にいるやつにまかせりゃいいよ」

 アルは微笑んで「俺はお前たちに会って良かったよ」と言って、眠そうにした。

 僕はそれは僕らのことかアレックスとエドワードのことかと聞きそびれた。

 眠ったアルの布団を直してから、兄は「帰ろう」と言った。僕は頷いた。


 次の日、アルがなくなったと知らされた。

 アルの家族たちは泣いていた。僕らも葬式に参列したが、そこにも記者がいた。

 なにか質問して来る前に兄が空に銃を撃って「殺すぞ」とだけ言った。僕はなにも言わずに兄に続いた。

 兄はアルが好きだった。初めて会ったのは僕と一緒であのクリスマスの日だ。兄は最初アルのことが嫌いかと思っていたら、そうではなく、家にくればさっとアルを出迎えて話をせがんでいた。彼の出した本は全部買っていた。

 僕もアルは好きだったが、そこまでではなかった。

 兄はアルの話が面白いと言っていた。僕にはわからなかった。

 棺に入れられたアルはあまり変わっていないように見えた。葬式にはエドワードとアレックスの服を借りた。二人とも体型が似ていたけれど、アレックスの方ががっちりしていて、いつも兄が着ていた。僕がエドワードの服を着ていた。

 この喪服は一番お金がかかっているのだそうだ。

 アルの葬式にはこれを着て行きたかった。

 兄はポケットからなにかを出した。

「それ、なに?」

「なんでもない木の破片さ。カジノのな」

「あそこの? もうなくなってただろ」

「なくなる前に剥ぎ取ってたんだ。これで天国か地獄だかで会えるだろ」

「うん」

「これでアルも良かっただろうな。これでおしまいだもんな」

「うん。兄さん」

「ん?」

「元気だしなよ。大丈夫だって、いずれ会えるよ、多分ね」

「ふは、お前、アレックスの手紙と同じこと言ってるぜ。でも、そうだな、会えるよな」

 兄は空を見上げた。僕も見上げた。

 そのうち、会えるだろう、きっとね。

 そしたら、今度こそ、なんでもない生活を送るんだ。もちろん、皆で。

これでやっとおしまい。

多分、生まれ変わってみんなできゃっきゃっうふふと幸せにやってくれることでしょう。平和万歳!

ちなみにヘンリーは過激な考え方や表情の付け方が兄貴寄りですが、基本的な思考回路は弟寄り。兄さんは普通に大好きだし、かっこいいなあっていうよりかわいいなあって思ってる部分がある。こいつもよくモテるけど、兄さんと違って結構遊んでた。それで兄さんに怒られたりしてた。でも、やめなかった。そのおかげで表情の付け方が兄貴寄りになったんだと思います。思考回路は弟よりなのにね、不思議〜。

レオナルドはバッチリ弟寄りの考え方と表情の付け方をしていて、思考回路は母親寄りです。兄貴的な要素は運と大局的な考え方とものの運んで行き方です。顔はあんまり二人には似てませんが男前な顔面してると思います。

二人のヒーローとしての戦力面で言えば、ほとんどヴィラン兄弟と同じ。ただし、銃の扱いは二人の方が上手だし、ムキっとしてる。銃で殴ったりするし、容赦ない。どうやって身につけたかは、エドワードの日記を読みふけったおかげ。あいつの日記はえげつない。それから、アルの完璧えげつない探偵ヒーロー教育の賜物でもある。超能力とかなくても普通になれたよ!っていう夢を与えているような与えていないような存在。そろそろアンチヒーロー界のずっと輝く星になれそうな感じになってるし、実際なりかけてる。ちなみに弟子がいる。

兄貴の子供たちには一回も会ったことない。兄貴の子供たちはそれぞれ幸せに暮らしてる。父親のことは娘の方は察してて、息子の方はわかってない感じ。その内、二人とも知ると思う。

これでおしまいです。あとは全体通してのあとがきみたいな、こんなんしたかったんだぜーってだけの解説みたいな感じです。



今回のこの話は、ヴィランがマジでヴィランで(兄貴のこと)死んで当然だって言う感じで、ヒーローが主人公の話じゃなくて、ダーティーヒーローでもない、本当にヴィランが主人公の話を書いてみたいなって思ってこうなりました。最後に死ぬってのは最初に書き始めるときに決めていて、途中でちょっとぶれたりしたけれど、結局、こうなったし、こうするつもりで書き始めていました。兄弟の話っていうよりもヴィランの話っていう感じで書いてたんですけど、弟の兄貴愛してるぜ!ってのがそこそこ強い感じで残ってきて、若干あれ、ぶれたかなって思います。ブラコン強い。

兄貴視点を作らなかったのは、兄貴が何を考えてるかわからないようにしようと思ったからです。あとがきで色々書いてるのは忘れてほしい。

愛されるキャラよりも、こいつちょっと嫌いだなっているキャラにしたかったんですけど、どうなんだろうか、わからん。

兄貴が死ぬ理由も最初から考えてあって、ヒーローがやっつけたから死ぬっていうよりも、本当に自己満足とか自分のためだけに死ぬっていうのがいいなと思ってこういう感じになりました。弟を本気で利用してたけど、実際は情がそれなりにあったってのも、結局は一人はいやだからって理由だけだったし、普通に兄貴は最低野郎だと思います。絶対に仲良くなりたくないタイプ。

ただ狂人とまではいかないで、自分の軸とルールにだけは忠実でそこさえ踏み越えなければ、いいやつとして接していけるっていう、扱いやすいヴィランタイプ。ただし、弟には甘い。

弟はこの兄貴に語らせないで、一番近くで心情もそこそこ察せられるキャラをってので出来上がった子です。兄貴との一番の比較対象として置いてたので、兄貴よりもものすごく常識人だし、兄貴がいなければ、普通に幸せになってたキャラ。一番の被害者はこいつですね。

ヴィランときたらヒーローで、ヒーローのイメージといえば、キャプテンアメ●カとかスーパー●ンとかそういう清廉潔白で正義感溢れるって感じなんですけど、アルはちょっと違う。正義はあるけど、現実主義者で大きな理想を掲げて頑張るっていうよりも、近くの人たちを勇気付けたいってタイプ。なので、ヴィラン兄弟にもそこそこの情を持つし、更生するならさせたいし協力したいって思うあまちゃんでもある。弟は可能かもしれないけど、兄貴は確実に無理。更生するまでもなく、自分は絶対的に正しいって思ってるし、生きるためだし、賭けに勝つためだし、しょうがなくない?俺間違ってないぜ?って本気で言っちゃう人。自我が強すぎる。でも、普通なところもあって、そういうところでめちゃくちゃ混乱させてしまう。混乱させる程度に普通なところはあっても、本当にヴィラン。悪いやつ。

そういうやつが主人公だとどうなるかなっていうね、そういう興味。

なんていうか、あの『帰ってきたヒトラー』みたいなイメージで描いてました。悪を悪と書いてるけど……みたいな。まあ、あの小説には遠く及ばない出来ですが、書いてて楽しかったです。特に会話とか、めっちゃ趣味嗜好に偏った会話を書けて楽しかったです。

ほとんど女性がジェニファーしか出ませんでしたが、弟にとって大事な人しか出てこない仕様なのでしょうがなかったかなって思います。

二人はやってることは真面目にヴィランだし、クズだし、最低最悪な人物だけど、近くにいて接してると、そうとは思えなくなってくるっていうのが書いてて、不思議な感じでした。だからこそ、何回か胸糞な場面を作らないと、ヴィランであるって強調できなかったなって思います。弟が兄貴を好きなのが悪い。ただ、微妙に嫌ってるところはあるけど、そういうところは兄弟だからしょうがない。兄弟、姉妹って好きだけど大嫌い的な、そういうイメージあるので、嫌ってる部分があることでなんだかんだで兄弟ってところが出せたらなって。全然出てないけど……。弟が兄貴の嫌ってる部分は普通にヴィラン側に引き込まれたことです。俺、絶対兄貴についていかなきゃ普通の生活おくれてたのになって感じ。しかも、兄貴、脅してるしね、そりゃ嫌われるわな。嫌ってるわりに最後まで一緒だったのは、幼少期のおかげが半分以上ある。

あと、兄貴が無駄に勘が良かったり、運が良かったりするのは、本能的な部分が大きいです。あとは経験とかから。探偵みたいな念写とかの能力は二人ともない。ないのによく生き残ってこれた。すごいぞ、さすがはヴィラン。クズいことばかりしてきたおかげだ!

舞台のイメージは禁酒法とかあった頃のアメリカとかそこらへんです。BGMはそこらへんのエレクトロスウィングとかキャブキャロウェイにビッグバンド系のやつです。愉快に踊れる感じのやつ。最後の話あたりも大体そうです。でも、もう少しおとなしめな感じ。

二人の顔面とか服装とか雰囲気のイメージはライエンデッカーとかルネグリュオーとかあたりです。どっちかっていうとライエンデッカー。確かライエンデッカーはゲイだったとかで、やっぱりそういう人のかく同性ってすごく色っぽくて素敵だなあって思います。魅力をわかってんだからすごいよな、いいなあって思う。ライエンデッカーの話はどうでもいいですけど、とりあえず、そういう雰囲気とか服装とかのイメージです。基本的にファッションも20年代のとかを参考にしてます。華麗なるギャツビーとか。いいですよね、あれ。シャレオツ〜って感じ。

舞台はそこらあたりですけど、テクノロジーとか部分的には現代以上って感じで、超能力もあって、まあまあファンタジーって感じです。ファンタジーなのかSFなのかよくわからないままやってましたが、まあそれは小さな要素ですしね。あと、カジノはパソコンとか本とかで調べたけど、あんまりよくわからず、映画とドラマのイメージで書きました。あと、本。賭け事のことはパーシヴァル・ワイルドっていう方のを先生として書きました。色々間違ってたら、すみません。今更だけども……。


とにかく、楽しんでもらえたなら何よりって感じです。それでは……。


こっそり、追記

キャラクターの名前は俳優さんや女優さんからとってまして…

兄貴のエドワードがターミネー○ーのファーロング。

弟のアレックスがアレックス○イダーのペティファー。

ジェニファーがワン○・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのコネリー。

レオナルドがあのディカプリオ。ヘンリーがコードネーム U.○.C.L.E.のカヴィル。

からとってきました。イメージそのままじゃないけど、あーこんな感じね、はいはいってイメージしてください。あ、映画は別にイメージに入ってないです…。

アルとレイモンドはありません。が、レイモンドはレモン的なイメージ。アルはただたんに二文字が良かったからです。

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