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クトゥルフ短編集  作者: 異次元からの猫
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初恋

皆さんの初恋は何時でしょうか?

私は五歳です。

 恋をした!

 初めて人を好きになった!

 世界が煌めいて見える!彼を見るたび、胸がドキドキして幸せな気持ちになる…。

 ハァ。恋するって凄いことだ。


 でも、段々見ているだけじゃ満足できなくなってきた。

 その手に触りたい。その声を何時までも聞いていたい。手だけじゃ足らない。彼を全身で感じたい。

 もっと彼に近づくために、彼好みにならなくっちゃ!


 黒髪が好きだと聞けば髪を黒くし、ロングか好きだと聞けば伸ばしてお手入れを欠かさない。

 目がパッチリしている方が好きなら二重にして、胸が大きい方が好きなら胸が大きくなるようにする。えっ?足派?大変!脱毛しなくちゃ!


 もちろん、彼と話す時間も確保しなきゃ。登下校時間を合わせて、部活も一緒。


 そんな甲斐合って、彼の方から告白してくれた!あのときの彼の赤い顔!震える声!可愛かったー。


 その後はデートを重ねてついに!一つになるときが来た!

 告白してくれた時よりも赤い顔で誘ってくれたね。可愛くてその場で食べちゃいたいくらいだった。ジュルリ。

 まぁ、私も同じくらい赤い顔してたと思うけどね。


 先にシャワーを借りて彼を待っている間の胸の高鳴り。我慢できずにシャワー室ん何度入りそうになったことか!

 彼がシャワーを浴びている間は、緊張して仕方なかったけど、ベットに入ったらそんなこと考える暇なんてなかった…。


 玉虫色わ私の体で彼の全てを包み込み、彼が苦しげに蠢く度に細胞一つ一つに染み込むように広がる感覚。この世に産み出されてから十数億年。初めて心から満たされる感覚を得た。間違いない。今が一番幸せだ。


 彼がひとしきり蠢いた後、私のなかで果てる。私は余韻に浸りつつも、彼の体を私と同じに作り替える。

 なに、彼の遺伝子と私の細胞があれば簡単だ。

毎度毎度、似たような結末で申し訳ない…

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