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クトゥルフ短編集  作者: 異次元からの猫
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反抗期

バルサ○。

あの煙がもくもくしてるの好きでした。

 どうしよう。

 蝶よ花よと育ててきた娘が反抗期だ。

 昨日までそんなことは全く無かったのに、今日になって急に反抗するようになった。

 来週、バル○ンを炊くときに家族で遊びに行こうと言っていたのに、それも危うくなっている。

 なんだか出掛けたくないようだし…。

 そのわりに、リビングからはあまり動かない。年頃の女の子は難しいと言うが、考えていることが良くわからない…。


 なんにせよ、バ○サンを炊くのは決定事項だ。

 何てったって、二泊の旅行のついでだからだ。今さら旅行をキャンセルするのも勿体ないし、家族旅行も久しぶりで、みんなで楽しみにしていたからだ。

 …まぁ、娘はどうだか解らないが…。

 と、思っていたら来ると行ってくれた。ただ、何かをビニール袋で厳重に包んでいたのが気になる。


 出発の日になった。

 反抗期は杞憂だったのだろう。宿について移動疲れを取るように少し眠ると、元の素直な娘に戻った。良くは解らないが一安心だ。

 一つ気になるのが、反抗していたことは良く覚えていないという点だ。まぁ、今が良ければそれで良いだろう。

 思春期の子供には根掘り葉掘り聞かない方が良いし。



 旅行が終わり家に帰ってきた。

 ふー。やはり、家が一番落ち着くな。と、一息入れる前に、ざっと家を掃除しなければ。

 食器の類いは妻と娘に任せる。まぁ、食洗機がやってくれるから大したことではないだろ。

 私は一足先に掃除だ。

 私も虫は苦手だが、妻たちにやらせるわけにもいかないな。

 っと、娘が旅行前に梱包していた物があったな。食器の類いなら一回洗わなきゃ。

 中を見てみると、カブトムシぐらいの大きさのハエのような何が入っていた。

 うっ!気持ち悪っ!反射的にゴミ箱に入れ、上から他のゴミを入れて押し潰す。


 あっ。娘の…


 …さっ。掃除しよ。

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