現代美術
定番の美術品物です。
現代アーティスト応援のために開催された美術展、アーティストたちの集い。
ただ見るだけでも息が漏れるような、美しい作品もあれば、意味がわからなければ価値のない固まりに見える作品もあった。
そんななか、客寄せの目玉として作品が3つ用意されていた。
一つは、「光の海」
センサーとLEDとレーザーなどを利用した作品で、空中に光で字が書けると言う大がかりな仕掛けを使い、立体の動く絵を描いた物だ。
一つは、「蛆人」
ストレス社会を人形にまとわりついてくる蛆で現した作品…と言われている。(作者はこの作品を仕上げた直後、魂が抜けたような状態になっている。)
一つ一つの蛆がリアルにできていて、今にも動き出しそうだ。
一つは、「第225作」
鶴嘴の絵をサイン代わりにしている絵描きの作品で、曼陀羅のような物が描かれている。
しかし、決まりは守っておらず、曼陀羅の様なものと言った感じの絵である。
色使いや図形の配置が、心の奥底に隠してある恐怖を呼び起こすような、しかし美しく見いってしまうような作品である。
この美術展に足を運んだ人の一部が、急に消息不明になったり、後日虫を異常に恐がったり、ある色に対して妙に執着するうにななったりしたが、美術展の開催者は関係を否定している。
また、蛇足かもしれないが、黒人やアジア系の人間の一部が、光の海を見たときに同じ言葉を漏らしていたそうだ。
その言葉→「星辰が揃っている…」
今後も行方不明者の足取りを追ってみる。
(探偵・秋原響の手記より)




