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クトゥルフ短編集  作者: 異次元からの猫
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同僚

気の合う同僚って良いですよね。

 近頃、私の同僚である龍司の奴が変だ。

 以前よりも仕事に真面目に取り組むようになったのは良い。きっと、何か決意することがあったのだろうけど…。


 しかし、急に希少本について調べ出したり、自分の彼女を見て驚いた顔したり、その直後に、「これだけ美人なら、この世界のままでも」とか邪な顔で呟いたり、私の妹であることを知ると、「遺伝の神秘」と漏らしたり。

 確かに私は強面で、美人の妹と全く似てないがな。二度目だっちゅーねん。

 他にも、存在が疑われているシールドについて嗅ぎまわったり、近頃噂になってる獣人間について嗅ぎまわったり…。うむむ。そんなこと調べてると、特務零課に目をつけられちまうぞ。



 って、言ったら特務零課についても良く知らないし。

 特務零課ってのは、オカルトな事件を専門に扱ってる部署で、殉職者とか発狂したり行方不明になったりすることが非常に多い部署なんだぞ。目をつけられたら死を覚悟しろって言われてるぐらいで…。

 え?どんな事件に関わって来てたかって?

 えぇっと、確か…。動くマネキンの事件とか、Gウィルス研究所の監査とか…。

 え?もしかして、入るつもり?先週まで一緒になって特務零課怪談話をしてたじゃないか。

 はぁ。入り方は知らんよ。いつの間にか人員が増えてて、いつの間にか減ってるから。どこから来てるのか解らん。特務零課の部屋に急に現れるって話もあるくらいだ。そんな怪しげな所に行くのは止めておけって。


 …あぁ。あの顔じゃ、もう決心はついてるんだな。

 それにしても、こんなに急に人が変わるなんて、まるで我らイスの一族に影響を受けたみたいだな…。

 でも、そんな話は上からされてないしなぁ。

早速、彼の後日談です。


基本的に、彼の視点ではなく周りから見た彼を書いていきます。

なので、短編にちょいちょい顔を出す感じで彼の話は進んで行きます。

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