表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

第一章 ある男の中学生時代-6

この物語は、

僕が「日本を変えたい」と思ったところから始まっています。

介護の現場で、うつと闘いながら、

何度も「もう無理だ」と思った日々。

でも、そこで諦めきれなかったのは、

僕と同じように苦しんでいる人が、

まだまだたくさんいると思ったから。

だからこそ、

僕はボランティアのつもりで筆を取っています。

広告も入れず、書籍化されるまでは、

すべて無料で公開します。

金銭的な見返りを求めているわけじゃない。

ただ、

この物語が、

誰かの心に小さな光を灯せたら。

「俺も、少しだけ頑張ってみよう」と思えるきっかけになれたら。

それが、

僕の「日本を変える」ための、

小さな一歩です。

無料で読める分、

どうか、

この言葉を、

心の奥で受け取ってほしい。

日比谷幸助

2026年1月某日



貴也は、気付くと、小学生の頃に比べ、「周りの目」を気にする人間となっていた。思春期だからだろうか?小学生の頃には、ケンカをしたら、次の日は仲良くなれるような元気な少年、といえるものであったが、中学生となり、学年の人数が増え、名前も知らない人が増えてくると、小学生時代には、感じたことがなかった、貴也の中の「人見知り」が発動するようになっていた。昔は何も考えず、友達の輪に加わっていたのだが、いつしか、次第に、自ら友達の輪に加わることを躊躇するようになっていた。特に、いじめられるということはなかった。ただ、適度にイジられていた。中学校では、そんな「立ち位置」となっていて、自分から輪に加われない貴也にとっては、とても有難かったことを覚えている。いじめはなかっただけ、今となってはありがたいことだと思った。


卓球のことになると、それこそ本気となっていた。テレビで卓球の試合が放送されれば、録画して何度も繰り返し見て研究をする、練習時間で足りないと思うようになり、自主的に素振りをするなどして、日々上達を志す少年となっていた。


卓球部内では、月に一回、「部内戦」が行われた。上から、Aランク、Bランク、Cランクに振り分けられる。ランクごとに試合が行われ、総当たりで順位を決定していく。その勝敗に基づき、ランク内の順位が決定するのだ。入部当初は一番下のCランクから始まった。ランク分けをする意味は、部員たちの競争を促すためである。そして、日頃から、共に練習をするメンバーは同ランク内で行われるのだ。強くなりたければ、より高いランクに所属する必要がある。当然のことながら、大会を出場するメンバーは上位ランクから選出されることになるので、部内戦ともなると、緊張感が増した。同学年では、元々、小さな頃から卓球に親しんでいた「澤入」や、別の小学校出身の「後藤」は、強く、経験の差を埋めることは難しかった。それでも、彼らを除けば、努力の甲斐もあり、一年生の中では後藤、澤入に次ぐ、三番手をキープしていた。


月日は流れ、「夏の大会」となった。中学三年生の先輩方にとっては中学最後の大会であり、個人戦ではベスト四、ダブルスでは優勝・準優勝の二チーム、団体では優勝した一校が、「県大会」に出場することが出来る。勝てば「晴れ舞台」、負ければ「花」と散る。このために、毎日の練習をしてきたといっても過言ではない。まるで、甲子園のである。貴也は、まだ中学一年生であり、個人戦・団体戦に出場することは叶わなかったが、「夏の大会」は、とても活気溢れる雰囲気であり、まるで「祭り」のようだった。中学三年生の先輩達のプレーを、仲間達で必死になって応援していた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ