終氷ノ黙示録 第九話
気分がのったのでー!
高評価、登録よろしく。
月蝕を先頭に、残り約4000の月蠍たちは再度進行を始める。
世界的に一般使用されている、世界地図の中心にサンキへゴ大陸、またの名をエリアSが存在。
月蝕らは北のニブルヘイム大陸、エリアAを目指しているが、ふと何かを感じた。......感じたというより、恐怖している。身体全体が、そして魂すらも。
絶空が一瞬にして静まり返り、先ほどまで大量にいた魔獣が消えた、否、逃げだしたのである。
それは月蝕たちから?
その答えはすぐにわかった。
風が止まり、雲が割れる。
月蝕の背後から圧倒的な威圧が現れた。
振り返るとそこには神のような雰囲気を漂わせ、まるで神獣に近い何かを感じた。見た目は頭部に生えている一本の、長く神々しい白銀のツノ、穢れ無き白馬を彷彿させる美しさ、小島一つを軽く覆えるほどの大きさを持つ純白の翼。万物を見下す哀眼は六つの対になっており全生物を恐怖させるオーラを放っている。
絶空の支配者 【天魔 グラディオス・ユニコーン】
その巨大な生物に月蠍が襲い掛かる、グラディオスは軽く翼を羽ばたかせ、衝撃で生まれたソニックブームに魔力を込めた。刹那、約4000の月蠍をすべて葬った。
グラディオスが月蝕に問う。
天「主はなんじゃ、グラキエルの魔力を少し感じるな」
月「月蝕という。グラキエル様に仕えし者」
天「そうか、随分と勝手なことをしてくれたのう。目的はなんじゃ」
月「あなたは誰なんだ、ここのボスか何かか」
天「うーむ、こちらが質問しているんだ答えよ」
月蝕は一瞬にして行動を封じられた。
実体の無い者に対しての行動を封じる手段は少なくかなり難しい。
月「次の大陸を目指しているんだ。部下たちが勝手に襲い掛かったのは詫びる、すまない」
天「千年じゃ、千年たってもあの若造の考えは変わらなかったのか。ここまで盛大にやったんじゃ、グラキエルの抗いはあの者たちによって調停されるじゃろう」
月「あなたには関係なさそうだな、ここを通してもらうよ」
天「......ここを通すことはできん。ワシがグラキエルに加担したとなればいずれワシにも警告がとんでくる。引き返すんじゃ」
月「たとえ命を危険にさらしてもグラキエル様のため」
月蝕の闇が広範囲に広がっていく。
「月は終わりを照らす。最高の一撃をあなたに込めて」
「創月、黒色。創月、白色」
二つの儀月がグラディオスの頭上に顕現した。その二つを合成し一つの小さな星を形成する。
《終月・超新星》
一つの大陸、否、一つの星ですら滅ぼしかねない威力の一撃。しかし、その危機は感知されていた。わかっていたのだアルキメデスZEROは。普通にグラディオスと月蝕が相対していたら前者の勝利はゆるぎなかった。それでも被害は大きいだろう。
《終月・超新星》は発動された。しかしそれは、小さな小さな箱の中で。
アルキメデスZERO、序列第四位 結界師のエリオット・グレイブスの登場である。
世界には10の大陸が存在している。
本当は、グラディオスが月蝕を瞬殺するシーンを書きたかったけど、アルキメデスZEROのメンバーそろそろ出しとかないとって思ったよね。主役だし。




