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平日は単発バイト、週末は異世界冒険者 ~働いた経験が全部スキルになる苦学生の成り上がり~  作者: ばけつプリン


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50/65

ここまでのおさらい! 登場人物&スキル紹介

ここまで読んでいただき、

ありがとうございます!


今回で第50話ということで、

物語を少しだけお休みして、

ここまでのおさらい回です。


登場人物やスキル、

冒険者ランクや2つの世界のルールを、

現在分かっている範囲でまとめます。


「あのスキル、何だっけ?」


「あのキャラ、

今何ランクだったっけ?」


そんな時にも、

見返してもらえればと思います。


◇


【相馬悠真/ソーマ】


本作の主人公。


現代では大学2年生。


学費と生活費を稼ぐため、

空いた時間に単発バイトを入れている。


異世界では「ソーマ」と名乗り、

冒険者として活動中。


現在はEランク。


エステルと実績を積み重ね、

Dランク昇級を目前にしている。


年齢は20歳前後。


身長は175cmほど。


黒髪の短髪に焦げ茶色の瞳。


顔立ちは派手ではなく、

本人も自分を普通だと思っている。


ただし引越しや倉庫、

イベント設営などの仕事を重ね、

細身ながら身体はかなり締まっている。


異世界では軽装の革鎧を装備。


腰には自分で購入した短剣。


反対側には、

ガルドからもらった古いナイフを

今も装備している。


純粋な戦闘力だけなら、

前衛専門の冒険者には及ばない。


その代わり、

現代で積み上げてきた仕事の経験を、

異世界で多数のスキルとして活用する。


商業倉庫の人たちからは、

冒険者というより、


「便利屋」


のような扱いをされつつある。


本人としては、

一応ちゃんと冒険者のつもり。


現在のスキル数は11。


冒険者の間で俗に言う、

「スキルホルダー」にあたる。


正式な称号ではないが、

10個以上のスキルを持つ者は

かなり珍しいらしい。



――現在のスキル――



《運搬 Lv1》


引越しや荷運びの経験から取得。


荷物を持つ時の姿勢や重心、

力の入れ方を補助してくれる。


木箱や資材だけでなく、

負傷者や老人など、

人を運ぶ時にも使用可能。


最近では荷物より、

人を運んでいることも多い。



《重量軽減 Lv1》


重量物を扱う仕事の経験から取得。


対象そのものの重さを

完全になくす能力ではない。


持った時に身体へかかる負担を

軽減してくれるスキル。


《運搬》との相性が非常に良い。



《仕分け Lv1》


物流倉庫などの経験から取得。


大量の物を種類や用途、

優先順位などで整理しやすくする。


商業倉庫の商品整理。


荷車への積み込み。


討伐した魔物から、

状態の良い素材を選ぶ時などにも活躍。


戦闘スキルではないが、

かなり使用頻度が高い。



《浄化 Lv1》


清掃バイトの経験から取得。


汚れや不純物を取り除き、

対象を清浄な状態へ近づける。


現時点では、

何でも治したり消したりできる

万能な能力ではない。


最初に見た時のソーマは、

かなり地味な能力だと思っていた。



《軽歩 Lv1》


《運搬》と《重量軽減》を

同時に使い続けたことで生まれたスキル。


身体の重心移動を補助し、

最初の1歩を軽くする。


素早く横へ避けたり、

距離を取ったりする時に便利。


ソーマの戦い方とも相性が良く、

回避や伝令役などでも活躍する。


《軽歩》が生まれたあとも、

《運搬》《重量軽減》は残っている。



《収納 Lv1》


倉庫バイトを狙って10時間経験し、

取得したスキル。


物を袋や箱などへ入れる際、

形や空間を把握して、

効率よく収納できる。


どこへ何を入れたかも

把握しやすくなる。


ただし、

魔法のアイテムボックスではない。


袋より大きな物を入れたり、

無限に収納したりはできない。



《学習 Lv1》


家庭教師のバイトを

10時間経験したことで取得。


新しい知識や技術を学ぶ際の、

理解と定着をわずかに補助する。


取得した時のソーマ本人は、


「……これ、いる?」


と思ったくらい地味。


ただ最近は、


「前より覚えるのが

少し早い気がする」


程度の感覚はある。


他の技術やスキルの成長にも、

少し影響している可能性があるが、

本人にもまだはっきり分かっていない。



《刃物扱い Lv1》


飲食店などでの仕込み経験から取得。


包丁などの刃物を使う時の、

角度や力加減を安定させる。


剣術を覚える能力ではなく、

あくまで経験した刃物作業の延長。


短剣を使用するソーマにとっては、

戦闘でも少しずつ役立っている。



《危機察知 Lv1》


異世界で《警戒》と《仕分け》を

組み合わせて使ったことで派生。


危険がある場所ではなく、


「その結果どうなるか」


を察知するスキル。


この攻撃を受ければ重傷。


このまま進めば危険。


仲間が大きな怪我をする。


といった結果を感じ取る。


ソーマ本人だけではなく、

認識している周囲の人間にも反応する。


ただし、


誰が攻撃してくるのか。


どこに敵がいるのか。


何の魔物なのか。


そこまでは分からない。



《設営 Lv2》


現代でイベント設営の仕事を

何度も経験したことで取得。


設営関連の勤務時間は、

合計28時間ほど。


異世界で初めて確認した時には、

すでにLv2になっていた。


テントの配置。


荷物の配置。


人が通る動線。


野営地の安全性。


簡易的な防御配置などを

考えやすくなる。


旧鉱山では、

崩落した坑道を安全に掘り進めるため、

支柱の補強にも使用した。


ただし、

何もないところから建物を出すような

魔法ではない。



《索敵 Lv1》


《警戒》と《追跡 Lv1》が

融合して生まれたスキル。


周囲にいる生き物の気配や、

おおよその方向、距離、数を捉える。


さらに、


足跡。


血痕。


折れた枝。


引きずった跡。


などの痕跡も追うことができる。


相手の種類や強さまでは分からない。


そのため現在は、


《索敵》で場所を探す。


《危機察知》で危険度を判断する。


という使い方が多い。


《索敵》が生まれた時、

元になった《警戒》と《追跡》は

ステータスから消えていた。


ソーマが、


「スキルって融合すると、

元のやつが消えることもあるんだな」


と初めて知った出来事でもある。



――融合して消えたスキル――



《警戒》


警備バイトの経験から取得。


周囲の危険や気配へ

早く気づくためのスキルだった。


異世界で何度も使用し、

一時はLv3まで成長。


現在は《索敵 Lv1》へ融合済み。



《追跡 Lv1》


《仕分け》を

足跡や痕跡へ応用し続けたことで派生。


最初の痕跡を自分で見つければ、

その続きを追いやすくなる能力だった。


現在は《索敵 Lv1》へ融合済み。


◇


【エステル】


現在Eランク。


ソーマと共に、

Dランク昇級を目指している女騎士。


淡い金髪に青灰色の瞳。


身長は168cmほど。


細身だが、

騎士としてしっかり鍛えられている。


装備は騎士らしい白銀系の防具。


ソーマより重装寄りで、

武器は剣。


普段は凛とした印象だが、

ソーマと一緒にいる時は、

笑ったり呆れたりすることも多い。


近接戦闘能力は、

現在のソーマよりかなり上。


さらに、


神聖系魔法。


治癒魔法。


武器への魔法付与。


なども扱う。



実は貴族の家に生まれた娘。


この世界では、

治癒魔法を使える者は非常に珍しい。


才能が知られれば、

教会や治療院へ所属するのが

慣わしとなっている。


特に貴族の娘であるエステルの場合、

家に戻れば自由に冒険することは難しい。


教会や治療院へ通い、


いずれは家に決められた相手と結婚する。


そんな人生になる可能性が高かった。


エステル自身は、


騎士として戦いたい。


冒険者として世界を見たい。


という気持ちが強く、

家を出た。


本人曰く「自立」。


ソーマ曰く「家出」。


有名な冒険者になれば、

治癒魔法を使えることが知られても、

簡単には家へ連れ戻されない。


それが、

ランクアップを急ぐ理由の1つ。


治癒魔法については、

基本的に他人には隠している。


ただし本当に誰かの命が危険なら、

秘密より人命を優先する。


ソーマには信用しているため、

人目がなければ治癒魔法を使う。


◇


【レオン】


Cランク冒険者。


ソーマが異世界で出会った、

最初期からの仲間の1人。


金色に近い茶髪。


緑色の瞳。


身長は178cmほど。


健康的に鍛えられた剣士体型で、

革鎧と剣を使用する。


明るく面倒見がよく、

ソーマへ戦い方や

パーティーでの役割を教えている。


ソーマがEランクになったあとも、


「今後も一緒に依頼へ行く」


ことを前提に、

剣士相手の動き方などを教えてくれた。



現在はCランク。


Cランク昇級後は、

剣へ《闘気》を乗せる技術も

使えるようになっている。


ただの木剣でも、

闘気を薄い刃のようにまとわせれば、

藁束を切断できるほど。


本人曰く、

まだ長時間の維持はできない。



――主なスキル――



《危険察知》


現在存在する危険の、


方向。


位置。


奇襲。


敵の接近。


殺気。


などを直感的に捉える。


ソーマの《危機察知》とは別物。


レオンは、


「どこから危険が来るか」


を捉えるタイプ。


ソーマは、


「その危険によって

どんな結果になるか」


を捉えるタイプ。


似た名前だが、

役割は異なる。


◇


【リナ】


Dランク冒険者。


ソーマが異世界で出会った、

最初期からの仲間の1人。


赤みがかった茶髪を、

肩口で切り揃えている。


瞳は琥珀色。


身長は158cmほど。


小柄で細身。


ローブと杖を使う魔術師。


落ち着いて見えるが、

意外とよく笑うし、

ソーマへのツッコミも多い。


現在はDランク。


火属性魔法を得意としており、


短い詠唱で使える火球から、

時間をかけて放つ大規模な魔法まで扱う。


強力な魔法ほど、


詠唱時間が長い。


魔力消費も大きい。


という弱点があるため、

前衛が時間を作ることが重要。


レオンが前で敵を止め、

リナが後ろから大魔法を撃つ。


というのが、

2人の基本的な戦い方。


◇


【ソーマとレオン・リナ】


3人は仲違いしたわけでも、

パーティーを解散したわけでもない。


ソーマがEランクになったあと、


「レオンやリナとばかり組んでいると、

自分自身の役割や実力が

分かりにくい」


というレオンの提案で、


同じEランクだったエステルと

しばらく2人で依頼を回すことになった。


ソーマが成長したあとも、

レオンとリナとは、

また一緒に依頼へ行く前提の仲間。


◇


【ガレス】


Bランク冒険者。


40代後半。


経験豊富なベテラン。


前衛専門ではなく、

斥候寄りの万能型。


探索。


罠解除。


周囲の確認。


戦闘。


どれも高水準でこなす。


ソーマから見れば、

十分すぎるほど上級の冒険者。


◇


【ガルド】


街の武器屋の店主。


ソーマがまだ、

まともな武器すら持っていなかった頃から

何かと気にかけている。


序盤では、

昔自分が使用していた

古いナイフをソーマへ貸した。


その後ソーマは短剣を購入。


さらに軽装の革鎧も、

ガルドの店で購入している。


口は少し悪いが、

かなり面倒見がいい。


◇


【ディーン・アルバレス】


Aランク冒険者。


42歳。


旧鉱山再調査隊の総指揮。


短く切った黒髪。


無精髭。


使い込まれた長槍を持つ。


装備も派手ではなく、

ソーマが最初に見た時は、


「この人がAランク?」


と思ったほど。


しかし実力は別格。


ソーマとエステルが

命懸けで逃げたCランク魔物を、

わずかな槍撃で撃破した。


格下の冒険者だからといって、

報告や意見を軽く扱わない。


戦闘力だけが、

冒険者の価値ではないと

理解している人物。


ソーマへ言った、


「魔物を倒す奴は替えが利く」


「全員を生きて帰せる奴は少ない」


という言葉は、

ソーマの中に強く残っている。


◇


【エレナ・フォード】


ソーマたちが利用している、

冒険者ギルドの受付嬢。


ソーマが何度も受付へ行っていたのに、

しばらく名前を聞いていなかったため、

途中でようやく判明した。


依頼の受付。


報酬。


ランク制度。


昇級。


冒険者の安全管理。


などを担当している。


ソーマたちが危険な目に遭うと、

まず心配してから怒るタイプ。


最近では、

ソーマの性格や働きすぎにも

かなり慣れてきている。


◇


【冒険者ランク】


冒険者ランクは、


F

↓

E

↓

D

↓

C

↓

B

↓

A

↓

S


の順番。


現在は、


ソーマ:Eランク

エステル:Eランク

リナ:Dランク

レオン:Cランク

ガレス:Bランク

ディーン:Aランク


となっている。


ソーマとエステルは、

Dランク昇級を目前にしている。


ランクが上がるほど、

単純な戦闘力だけではなく、


判断力。


護衛。


救助。


調査。


撤退判断。


仲間との連携。


なども重要になる。


Aランクともなれば非常に珍しく、

1つの街に数人いれば多い方。


◇


【現代と異世界のルール】


基本的に毎週金曜日の夜。


ソーマの部屋に、

木の扉が現れる。


扉を抜ければ異世界。


通常の週なら、

週末を異世界で過ごし、

日曜日の夜に現代へ戻る。


ただし。


月曜日が祝日などで、

翌日も現代側が休みの場合。


その休日が終わる夜まで、

異世界に滞在できる。


実際に10月12日の祝日では、

日曜日の夜になっても

帰還用の扉は現れなかった。


つまり、


連休。


冬休み。


春休み。


大学側の長期休暇。


などでは、

異世界で過ごせる時間も

長くなる可能性がある。


異世界の、


金。


武器。


防具。


道具。


などを現代へ持ち帰ることはできない。


現代へ戻ると、

異世界のスキルも使用できない。


逆に、


スマホ。


財布。


現代の道具。


なども異世界では使えない。


ただし。


現代で積み重ねた、


「経験」


だけは持ち込める。


引越し。


倉庫。


清掃。


警備。


飲食。


家庭教師。


イベント設営。


そうした仕事の経験が、

異世界でスキルとして現れる。


現代ではステータスも見られないため、


新しいスキルが増えたのか。


Lvが上がったのか。


派生したのか。


融合したのか。


本人にも分からない。


異世界へ戻って、


「……増えてる」


と気づくことも多い。


◇


ここまでが、

第49話終了時点での

主な登場人物とスキルです。


最初はFランク。


武器すら持たず、

ゴブリン3匹から逃げ回っていたソーマ。


今では、


護衛。


捜索。


救助。


野営。


旧鉱山の調査。


大規模調査隊への同行。


そして47人の村人を

全員無事に避難させる依頼まで

任されるようになった。


そして前回。


ソーマとエステルは、

エレナから、


「明日の朝、

ギルドから正式に話があります」


と告げられた。


2人が積み重ねてきた実績は、

果たしてどう評価されるのか。


次回から、

物語は再び動き始めます。

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